2013年に「一帯一路」イニシアチブが打ち出されて以来、5年余りの間に、中国と「一帯一路」沿線諸国の協力は目覚しい発展を遂げてきた。中国と「一帯一路」関係諸国の貿易総額は、累計5兆ドルを超え、中国は25の関係諸国で最大の貿易パートナーとなっている。また、「一帯一路」関係諸国への中国の直接投資は700億ドルを超え、年平均7.2%のスピードで増えている。中国企業は関係諸国に計82の海外経済貿易協力区を設立し、累計289億ドルを投資。協力区の企業は3995社に達し、累計20億1000万ドルの税・諸費用を当事国に納めた。「一帯一路」はグローバルな発展における難題を解決し、各国が共に発展を推し進めるための新たな道筋を開いたこことから、「最大規模のグローバル経済振興計画」とたたえられている。
「一帯一路」は新たなグローバル化の推進に有益である。それは中国を中心とするグローバル化ではなく、「非集中型」グローバル化の構築に力を入れることだ。これは、伝統的な「中心と周辺」というグローバル化の枠組みを打ち破り、従来の周辺地域の資源を活性化し、後発開発途上国や発展途上国と地域をグローバル経済のネットワークに連動させ、広く恩恵を享受できる、共同かつ公平な発展を推し進めることだ。(『人民画報』 鄭東超=文 )
人民中国インターネット版 2019年3月5日