習近平中国共産党中央委員会総書記は3月5日午後、第13期全国人民代表大会第2回会議内蒙古代表団の審議に参加し、生態優先・グリーン発展を目標とする質の高い発展の新たな道筋を模索し、生態系の保護に一層注力し、汚染対策の堅塁攻略戦をしっかり進めることを強調した。この演説は代表・委員と幹部・大衆の間に熱烈な反響を引き起こした。
全人代代表、神華包頭煤化工有限責任会社総経理の賈潤安氏は習総書記の演説を聞き、企業は汚染対策において自ら責任を担わなければならないと述べた。「環境とはすなわち人々の暮らしのことです。汚染問題の解決なくして、全面的小康社会はありません。今後2、3年の間で、われわれは廃水排出処理と超低排出プロジェクト立ち上げのために、15のプロジェクトと7億元の資金を用意しています」
内蒙古自治区の阿拉善(アルシャー)右旗に暮らす遊牧民の侍明斌さんはテレビの前に座り、習総書記の内蒙古代表団審議参加のニュースを見て、こう述べた。「私の故郷は騰格里(トングリ)砂漠周辺にあります。かつては自然から資源を取っていましたが、その結果環境が悪化し、土地も荒れ果てました。その後、『梭梭』(乾燥に強いアカザ科の植物)を植え始めてから、その植物は流砂を防ぐだけではなく、『グリーン銀行』にもなって富をもたらしました。総書記の演説に励まされました。これからも精一杯力を尽くし、より科学的な方法で砂による被害を防ぎ、環境を保護したいと思います」(新華網)
人民中国インターネット版 2019年3月7日