王朝陽=文、王焱=写真

この1年間、中日両国は貿易額が3300億ドル近くに上っただけでなく、第三国市場協力の展開においても、経済・貿易交流の回復の勢いは良好である。中国人民政治協商会議全国委員会(全国政協)委員、元中国共産党中央対外連絡部副部長、中国国際交流協会副会長の劉洪才氏は、第三国市場協力に特に注目している。
「これは中日経済協力が新たな段階に入ったことを意味している」と劉氏は考える。以前は東南アジアなどで、中日両国は常に競争を繰り広げてきた。しかし現在は、競争から協力に方向転換している。これは今後の中日両国の経済・貿易関係だけでなく、中国と他の先進国の経済協力強化にとっても、模範的な役割を果たす。そして長い目で見ると、経済における二国間協力・多国間協力の増加は、中国の対外交流協力の拡大構想に合致し、「共同協議・共同建設・共同享受」を原則とする「一帯一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」イニシアチブの枠組みにおける協力と補い合い、世界経済の安定的発展の推進に役立つ。
人民中国インターネット版 2019年3月7日