
今年の政府活動報告では、「小康社会(いくらかゆとりのある社会)の全面的構築という任務の達成基準に照らしながら、貧困脱出の目標を期日通りに実現させるため、貧困脱出の堅塁攻略を確実に推進していく」としています。これについて、海外の識者らは、「中国の貧困脱出の成果は世界に波及しつつあり、その経験は広大な発展途上国にとって啓発的な意義がある」との見解を示しています。
世界銀行の統計によりますと、世界規模で貧困から抜け出した100人のうち、70人が中国人だということです。フィリピンのBRICS(ブリックス)政策研究会の創始者であるハーマン氏は中国の数十年間にわたる貧困脱出活動の成果に敬意を示し、「この40年で中国は数億人もの貧困脱出に成功し、全世界の貧困撲滅事業に多大な貢献をした。これは、中国共産党の強大な執政能力を示すものでもある」と見ています。
エジプト紙「アルアハラム」のサミー・アルカムハウィ副編集長は、「貧困脱出の堅塁攻略は中国の発展に関わっているだけでなく、国際社会にも大きな影響をもたらすだろう。中国が成功すれば、世界の五分の一の人口が絶対的貧困から抜け出すことを意味するとともに、他国にとっても重要な経験となる」と指摘しました。(CRIより)