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データで見る「6つの安定」 実体経済を支えて金融を安定

 

「経済を身体に例えるならば、金融はその血管であり、両者は共生共栄の関係にある。我々は金融の本質と規律に対する認識を深め、中国の実情に立脚して、中国の特色ある金融発展の道を歩む必要がある」と習近平中国共産党中央総書記は強調した。

昨年から、実体経済への金融サービスは強まり続け、重大な金融リスクの防止解消は好調なスタートを切り、金融市場は革新的な発展を更に規範化した。データによると、昨年における実体経済に対しての人民元建て貸付金は15兆6700億元増加し、前年同期比で1兆8300億元増加した。

2018年10月、中国人民銀行(中央銀行)は、民営企業の社債発行による融資をサポートするツールの構築を牽引し、機関が運用する信用リスク削減手法などの多くの手段を積極的に支え、民営企業の社債発行による融資を守ると宣言した。これは企業を大いにサポートした。

金融の安定にとって、実体経済の力の安定を支えることは重要な意義を持つ。以下のデータは金融という流水の経済発展に対する「滋養」を表している。

1つ目は「4回」だ。ターゲットを絞った預金準備率引き下げが4回行われ、ターゲットを絞った施策は水源から流水を実体経済に引き入れた。

2つ目は「17.6%」だ。今年1月末時点で、金融包摂をめぐる小規模零細企業への貸出金残高は9兆7000億元と前年同期比で17.6%増加し、昨年末に比べ2.4ポイント高かった。

価値の高い一連の政策が打ち出され、融資が難しいという問題は打ち破られ、発展する重要な時期に企業を支えた。「小規模零細企業の流動資金が逼迫しているという状況はある程度緩和され、投資への積極性はある程度向上した」と国家統計局工業統計司の文兼武司長は述べた。昨年第4四半期、流動資金の状況が逼迫する小規模零細企業は前期比で0.3%減少し、投資活動を行った小規模零細企業は前期比で0.7%増加した。

重大リスクを防止解消する難関攻略が着実に推進されたことで、金融システムと金融の監督管理制御システムは徐々に整い、金融市場の安定かつ健全な発展への丈夫な基盤が打ち立てられた。多くの措置と集中的なガバナンスにより、マクロレバレッジ比率は安定に向かい、金融市場は全体的に安定し、以下のデータを記録した。

1つ目は「0.5ポイント」だ。昨年末、一定規模以上の工業企業の資産負債比率は56.5%と前年に比べ0.5ポイント減少し、構造的なデレバレッジが着実に推し進められた。

2つ目は「9880億元」だ。昨年の商業銀行の累計不良債権処理額は9880億元だった。

3つ目は「38.39%」だ。昨年、中国証券監督管理委員会(CSRC)は310件の行政処罰を決定し、前年同期比で38.39%増加した。罰金の額は106億4100万元で、前年同期比で42.28%増加した。

「金融市場の問題は解決され続け、明確な成果が得られた。金融の監督管理は決心と不動心を堅持しなければならず、また力とテンポをしっかりと把握し、制度の構築を強化し、長期的効果のあるメカニズムを構築しなければならない」と中国人民大学重陽金融研究院の董希淼副院長は述べた。

「北京週報日本語版」2019228

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