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習総書記が内蒙古のエコ環境整備と市民生活改善に再び提案=全人代内蒙古代表団

13期全国人民代表大会第2回会議が5日に開幕、同日の午後、習近平中国共産党中央委員会総書記国家主席中央軍事委員会主席は、内蒙古代表団の代表とともに政府活動報告を審議、生態文明の建設と戦略について、揺るぎない、明確な視点と考えを示しました。

グリーン発展は習総書記と代表らの審議の場面で最もよく聞かれる言葉です。議論の中で、習総書記は、「中国経済が高速成長から高質発展の段階へと転換する中で、汚染の予防と環境の整備は乗り越えるべき重要な壁だ」との考えを示し、「経済発展が些細な困難にぶつかったとしても、環境の犠牲の上に経済成長を目指したり、あるいは生態環境保護の道徳的境界線を跨ぐことに思考を巡らすべきではない」と指摘、さらに、「内蒙古は中国の北方における生態環境のセーフティガードの要衝として建設することは、中国の発展の大局に根ざした戦略配置であると同時に、内蒙古が担わなければならない大きな責任でもある」とし、具体的にどのようにグリーン発展を実現させるかについて、経済成長と生態整備を両立できる道を模索すること、草原や森を守ることは内蒙古のエコシステム保護のうちでも最重要任務に据えること、際立つ環境問題を徹底して解決すること、との提案を行い、これらは環境や市民生活を改善するために必要なことであると同時に、生態文明整備にとっても喫緊の課題であると指摘しました。

代表たちにとって、一番印象深かったのは、習総書記が市民生活の改善に非常に関心を寄せている点でした。習総書記はある村の党支部書記である張継新氏が話す村人の生活の話を聞くと、肉用牛の飼育状況や、農民の収入、農村部のトイレの改造問題などについて細かな点について質問を行いました。

 

呉雲波代表

席上、「いかにして牧畜民を率いて小康生活を実現するか」をテーマに発言した呉雲波代表は、地元で牛の飼育合作社を立ち上げています。この5年間、この合作社は肥育から屠殺、食肉加工からレストランでの販売までを含む産業チェーンに発展を遂げ、地元の貧困人口の貧困脱却に大きな役割を果たしています。

記者の取材に応えた呉さんは、「習総書記は私の話をとても真剣に聞いてくれた上、ユーモア混じりに私の質問に答えてくれました。私たちの合作社のやり方に賛同してくれました。そして、今後ともこうした合作社をどんどん発展させ、この方式を育て、大きくしていくべきだと激励してくれました」と語りました。

「人民網日本語版」201935

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