外交部の汪文斌報道官は8日の定例記者会見で、「中国経済はすでに世界経済に深く融け込んでいる」として、新たな発展段階に突入した中国と世界の経済連携は一層緊密なものになるという考えを示しました。

　報道によりますと、国際通貨基金（IMF）のゲオルギエバ専務理事は5日、「中国が2020年に世界で唯一プラス成長を実現した主要エコノミーとなった。IMFは今年の中国の経済成長を8.1％増と予測している」と表明し、世界経済回復における中国の貢献に期待を寄せました。

　これに対し、汪報道官は「14億の人口、9億の労働資源を有する発展途上国として、中国は一貫して世界経済の回復をけん引するエンジンであり、各国企業にとって人気の投資先である」と話ました。そのうえで、「中国は引き続き貿易と投資の自由化と利便化を促進し、市場化・法治化・国際化のビジネス環境の創出を絶えず推進し、超大規模市場の優位性と内需の潜在力を引き出し、各国との協力により多くのチャンスを作り出し、世界経済の回復と成長にさらなる原動力を注ぎ込んでいく」と述べました。（洋、Yan）