ホーム トピックス 最新ニュース 代表・委員 フォーカス 写真報道
王茂虎:特殊な時期の「両会」は中国のパワーを凝縮

今年の初め頃に発生した新型コロナウイルス感染症は、この特殊な時期に開催される全国「両会」(全国人民代表大会中国人民政治協商会議)に「感染症と闘う」ということを色濃く焼き付けた。「両会」が開幕した日に新型コロナウイルスとの闘いで犠牲になった烈士と亡くなった同胞のために黙祷したことも、ホテルで「両会」に参加した全人代代表全国政協委員らにマスクとティッシュを配ったことも、中国社会の「人間本位」という温もりを表しており、「命を至上のものとして尊び、全ての災難に打ち勝とう」という中華民族の自信と決意も込められている。

新型コロナウイルス感染症の発生は、新中国成立以来わが国が見舞われた流行スピードの最も速く、感染範囲の最も広く、防止抑制の最も難しい公衆衛生事件である。党中央の力強い指導のもと、中国は国を挙げて最も広範的かつ厳しく徹底した防止抑制の措置を講じた。医療関係者や科学者、人民解放軍の将兵、コミュニティーワーカー、警察官、報道メディア関係者、末端の幹部、現場に駆け付けた幹部、ボランティアは苦難を恐れず疫病の被害地に赴き、人民大衆は自覚的に大局に従い、感染症との闘いに自ら身を投じた。その結果、感染症の防止抑制は大きな戦略的成果を収めた。新型コロナウイルス感染症が世界にまん延するにつれ、中国は他の国地域に必要な支援をできる限り提供するとともに、国際社会に感染症の最新情報を報告し、ウイルスの遺伝子配列情報を共有し、感染症対策を紹介し、国際社会と手を携えてこの試練に立ち向かっている。

目下、新型コロナウイルス感染症の確定患者数は世界で500万人を超えている。全人類に及ぶ「感染症との闘い」は、任重くして道遠しである。中国にとって今は「外部からの流入と内部での再発」を防止する、一時も油断してはならない時期である。こういった特殊な時期に開催される全国「両会」は、中国のみなぎるパワーをさらに凝縮し、感染症対策と経済社会発展活動を統一的に推進するという「大きな試練」で新たな成果を上げると確信している。(文=王茂虎 全国政協委員、今日中国雑誌社副総編集長)

 

人民中国インターネット版 2020525

人民中国インタ-ネット版に掲載された記事・写真の無断転載を禁じます。
本社:中国北京西城区百万荘大街24号  TEL: (010) 8837-3057(日本語) 6831-3990(中国語) FAX: (010)6831-3850