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ガバナンス整備に知恵と力で貢献する「中国の答案」

5月22日、山東省東営市東営区文匯街道(居住区)党群サービスセンターで、第13期全人代第3回会議の開幕式を見るコミュニティ住民(撮影・劉智峰/人民図片)。

中国の国家ガバナンス体系とガバナンス能力は、突如到来した新型コロナウイルス感染拡大の過程で大きな試練にさらされた。その試練に対する「中国の答案」は世界から称賛され、中国の2020年全国両会(全国人民代表大会・全国人民政治協商会議)に注目する世界の視線を中国の国家ガバナンス体系とガバナンス能力へと向けさせている。(人民日報コラム「和音」掲載)

感染症拡大は国家ガバナンス能力にとっての試金石となった。中国共産党と中国政府は14億の中国人民を率いて、「生命至上」で人々の心を一つにし、国を挙げて重大な感染症に対峙し、1ヶ月余りでひとまずその蔓延の勢いを抑制し、2ヶ月前後で国内症例の1日の新規感染者数を1ケタ台に抑え、3ヶ月前後で武漢市と湖北省の防衛戦で決定的な成果を収めた。習近平総書記は、「中国の感染予防・抑制と企業活動・操業再開が効果的に推進された根本的な原因は、党の指導と中国の社会主義制度の優位性が比べるもののないほど重要な役割を発揮したからだ」と指摘している。中国の成功の秘訣を探る世界の中国ウォッチャーの多くも、この角度を切り口に観察し、「現在のような特殊な時期に全国両会が開催されること自体が、中国が高いレベルの国家ガバナンス能力を持っていることの有力な証だ」としている。

今年の両会期間には、重大感染症予防・抑制体制メカニズムの整備、国家公衆衛生緊急対応管理体系の健全化や、貧困脱却の難関攻略任務の期限通りの達成と小康社会(ややゆとりのある社会)の全面的完成目標達成のための制度保証の提供など、世界が注目するガバナンスについての議題が数多くある。全国両会から伝わってくる情報を通して、現在に立脚し、将来を見据えた「中国の国家ガバナンス」の力とビジョンを世界が目にすることになるだろう。

厳しく複雑な世界経済と世界の発展情勢を前にして、ガバナンス体系とガバナンス能力の問題をしっかりと解決することこそが抜本策となる。では、優れたガバナンスとは何だろうか?中国は実践でその答えを示した。つまり、人民至上を堅持し、絶えず人民に幸福をもたらすことだ。今年の全国両会では、貧困脱却の難関攻略や小康社会の全面的な完成、法に基づく国家統治など注目の話題であれ、改革・開放・革新といった発展分野における重点議題であれ、そのどれもが絶えず人民の福利を増進し、人民の獲得感・幸福感・安全感を高めるためのものだ。世界のウォッチャーは概ね、中国によるガバナンス経験は、現在感染症の影響と発展の苦境から早急に脱却する必要のある多くの国にとって、重要な参考意義があることは言うまでもないだろうとみなしている。

優れたガバナンスは、優れた制度と切り離すことができない。世界ではますます多くの人が、中国の全国両会が広く民意と知恵を結集する効果的な実践であり、まさに制度的優位性の際立った体現であることに気づいている。そしてこの制度的優位性とは、中国がリスクの試練に一つ一つ打ち勝ち、奮闘目標を一つ一つ達成していくうえでの重要な切り札なのだ。質の高い発展と効率的なガバナンスを絶えず実現する中国は、確固として歴史の正しい側に立ち、多国間主義と国際関係の民主化を堅持し、開放・協力・ウィンウィンの精神で発展を図り、揺るぐことなく経済のグローバル化を開放的、包摂的で、あまねく恩恵のある、均衡ある、ウィンウィンの方向へと発展させ、オープンな世界経済の構築を推進している。人類がリスクの試練に対応し、長期的発展を図るために、「中国の答案」が知恵と力で貢献したことは、公認の事実となっている。

「人民網日本語版」2020年5月27日

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