【新華社北京5月28日】中国の李克強(り・こくきょう)国務院総理は28日、第13期全国人民代表大会(全人代)第3回会議の閉幕後にオンライン記者会見を行い、中米関係に関する質問に次のように答えた。
中米両国間には幅広い共通の利益がある。協力すれば共に利益を得られ、争えば共に傷つく。中国は一貫して冷戦思考を排除してきた。世界の2大経済国のデカップリング(切り離し)は、双方にとっても、また世界にとってもメリットがない。両国の経済は持ちつ持たれつの関係であり、双方はこれまでも共に利益を得てきた。
両国の商業・貿易協力は市場のルールに基づくべきである。矛盾は避けられないが、われわれは意見の相違をコントロールし、共通の利益を拡大していくことで、相互尊重と平等互恵を目指す必要がある。互いの核心的利益と重大な関心事を尊重し、協力・ウィンウィンを追求しなければならない。