10月25日から26日にかけて、第17回「北京-東京フォーラム」が北京で成功裏に開催された。フォーラム開催期間中、北京中日イノベーション協同モデル区は、国際協同モデル区の代表として出席し、モデル区の最近の発展成果を発表し、多くの来賓の賛同を受け、好評を博した。

新型コロナウイルス感染症の影響により、今回の北京-東京フォーラムはオンライン・オフラインを併せた形で北京と東京での同時開催となり、「不安定化する世界での中日関係と国際協調の修復-国交正常化50周年に向けて」をテーマに、新時代の要求に合致した中日関係構築の促進に焦点が当てられた。王毅国務委員兼外交部長がビデオ挨拶し、日本の茂木敏充外務大臣の代表が挨拶を代読し、中日政治界の指導者、専門家、企業の経営層などが招待を受け出席した。今回のフォーラムには、大興区委員会常務委員・常務副区長・北京中日イノベーション協同モデル区管理委員会主任の高念東氏が来賓として開会式に出席した。

北京中日イノベーション協同モデル区の発展を展望し、熱心に議論
フォーラム期間中、「イノベーション」をテーマにした全国初の国際協同モデル区として、中日モデル区の展示エリアは、指導者、専門家、企業代表者などの来賓から広く注目を集め、熱心な議論が交わされた。全国政治協商会議外事委員会主任・元財政部長の楼継偉氏、全国政治協商会議外事委員会副主任・元中国共産党中央対外連絡部副部長の劉洪才氏、中日友好協会常務副会長・前中国駐日本国大使の程永華氏などの来賓が、モデル区の産業統合、政策の革新、ビジネス環境などについて建設的な指導を行った。来賓は、中日モデル区の発展に常に注意を払っていくと述べ、モデル区の発展成果や展望についても十分な評価と期待が寄せられた。

北京中日イノベーション協同モデル区の発展を図るために協議
フォーラム期間中、中日モデル区管理委員会主任の高念東氏は、科学技術部党グループメンバー・科学技術日報社社長の李平氏、中国外文局アジア太平洋伝播センターの陳文戈主任らと、協力の展望と道筋について議論を交わした。関連部門は、モデル区の発展の位置づけ、ビジョンと目標、計画と整備などを詳しく理解したうえで、協力の可能性を探り、協力の実現を推進するために、できるだけ早くモデル区を訪問すると述べた。中日モデル区は、イノベーションチェーンを中心とした産業チェーンを展開し、イノベーション産業分野での競争力を高めることで、多くの国際的なイノベーション型中小企業に広く発展の可能性を提供していく。

北京中日イノベーション協同モデル区の発展の環境作りのために対話
北京-東京フォーラムには、経済貿易分科会が設けられ、今回のテーマは「自由経済の修復と世界やアジアの経済回復をどう進めるか」である。中国国際経済交流センター・シニア専門家諮問委員会委員元商務部副部長の魏建国氏、中国国際経済交流センター副理事長・元中国中信集団有限公司董事長の常振明氏、元日銀副総裁の山口廣秀氏、および北京中日イノベーション協力デモンストレーションゾーン会社常務副総経理の劉清華氏などが、分科会の来賓として出席し、対話や議論を行った。劉氏は発言の中で、世界の貿易情勢、中日経済・貿易関係の歴史、発展の展望、協力の重点事業、および中日イノベーション協同の推進におけるモデル区の意義と実施の道筋について見解を述べた。分科会に参加した来賓は、積極的かつ効果的に交流を行った。
今回の「北京-東京フォーラム」への参加について、中日モデル区の代表者は次のように述べた。今回のフォーラムは、中日協力と交流へのモデル区の関与を強化する良い機会にもなった。モデル区は、今回のフォーラムの好機を捉え、中日両国のイノベーション、技術、市場、産業チェーンの協力深化の動向を把握し、国際的なイノベーション型中小企業へのサービスを強く打ち出し、「イノベーション環境の全面的な構築、国際的なイノベーションと協力の推進、グローバルなイノベーションの新高地の構築」に注力し、アジア、ひいては世界経済の繁栄に貢献していく。
人民中国インターネット版 2021年10月29日