中国では14日まで、新型コロナウイルスワクチンの接種が6498万回行われている。
「すべての人々の体の健康が効果的に保護されることが最終目標だ」国務院共同感染対策メカニズムが15日に開いた記者会見において、国家衛生健康委員会の李斌副主任は、新型コロナワクチン接種活動の進捗について詳細に説明した。
感染症との戦いで、人類は天然痘を撲滅し、はしかを抑え込んだが、これはワクチン接種による集団免疫によるものだ。
中国疾病予防管理免疫計画首席専門家の王華慶氏によると、集団免疫の構築はワクチンの保護効果、人々の接種率との間に大きな関連性を持つ。天然痘を撲滅するため、集団免疫力を85%前後にしなければならなかった。これは85%の人が天然痘の免疫力を持つことを意味する。感染力がさらに強いはしかは95%。
新型コロナウイルスについて、学習・勤務・生活を正常化させるためには、ワクチン接種による免疫の壁の形成が必要だ。 天然痘やはしかなどの経験に基づくと、中国は6498万回の接種を終え幸先の良いスタートを切ったが、依然として免疫力形成の大きな余地が残されている。
そのため関連部門は、感染しやすく他者にうつしやすい重点グループ、感染後に重症化しやすいハイリスクのグループ、その他のグループの順に推進する原則に基づき接種を行っている。接種率を持続的に高める。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年3月17日