PCR検査、血管サーモグラフィー 中核技術で感染対策を支援する西安の企業

 

新型コロナウイルスによる肺炎が発生してから、西安テック企業が開発した多くの中核技術を用いた製品が広く使用され、感染対策の最前線で重要な役割を果たしている。新華網が伝えた。

腕を血管サーモグラフィーの下に置きスイッチを入れるだけで血管がはっきり表示される。これは西安中科微光影像技術有限公司が開発した「注射の神器」だ。同社は長期的に血管サーモグラフィーの研究開発・生産に従事している。同社が開発した「注射の神器」はすでに中国全土900軒以上の病院で使用されており、特に感染対策期間中、医療従事者が分厚い防護服を着ているため針を正確に刺すことが困難という問題を解消した。

 

西安中科微光影像技術有限公司で、職員が投影型血管サーモグラフィーを見せてくれる様子

同社の曹一揮社長は「国内の病院のほか、イタリア、フランス、ブラジルなど世界の70以上の国・地域に製品を輸出し、世界の感染対策をサポートしている」と述べた。

 

西安天隆科技有限公司の生産現場で、技術者が試薬キットのラベルをチェックする様子

西安天隆科技公司は長期的に遺伝子検査、分子診断分野の研究開発に取り組んできた。今回の感染症が発生してから、彼らが生産したPCR装置と試薬キットはすでに中国全土約600の疾病予防管理センターや医療機関に進出している。核酸抽出及び検査試薬キットを約500万人分、装置を1000台以上提供した。

 

西安天隆科技有限公司の生産現場で、ロボットアームが半製品試薬キットを整理する様子

「体温スクリーニングサーモグラフィー」は、感染対策期間中に広く使用されているハイテク設備で、発熱者をスピーディに特定できる。感染症が発生してから、泰豪紅外科技公司は危機のなか指示を受けた。チーム全体が休みを返上し感染症との戦いに加わった。彼らは確かな技術の蓄積を利用し、既存のスマート医療用赤外線画像装置を改造し、速やかに全国15省・直轄市に送った。同社の劉偉社長は「主に人が密集する駅や空港など、国内で1200台ほど設置している。当社はさらにシンガポールやイタリアなどの国から注文を受けている」と述べた。

「人民網日本語版」2020年3月25日

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