習近平国家主席 「全力で感染予防・抑制を徹底することは当面の急務だ」

 

 

習近平国家主席は北京時間5月18日夜、第73回世界保健機関(WHO)総会のビデオ会議開幕式で、「団結協力して感染症との戦いに勝利し、人類衛生健康共同体を共同構築する」と題する挨拶を行った。本誌は当会議における「人類衛生健康共同体」に関する習近平主席の言葉および2017年に国連欧州ジュネーブ本部で発表された習近平主席のスピーチの言葉を選りすぐってお届けする。

1、全力で感染予防抑制を徹底することは当面の急務だ。

2、WHOを支持することは国際防疫協力を支持し、命を救うことを支持することだ。

3、中国は国際社会に対し、WHOへの政治的支持と資金拠出を拡大し、世界の資源を集め、感染症拡大阻止の戦いに打ち勝つよう呼びかける。

4、発展途上国、特にアフリカ諸国は公衆衛生システムが脆弱で、これらの国々の感染症対策強化を助けることは国際的な防疫の戦いにおける最優先課題だ。

5、公衆衛生安全ガバナンスシステムを改善し、公衆衛生上の緊急事態への対応スピードを速め、世界と地域の防疫物資備蓄センターを設置するべきだ。

6、国際マクロ経済政策協調を強化し、世界の産業チェーンとサプライチェーンの安定と円滑性を守り、世界経済の回復に尽力する必要がある。

7、人類は運命共同体であり、団結協力は感染症との戦いに勝利するための最も有力な武器だ。

8、中国は2年間で20億ドルの国際援助を提供し、感染症の影響を受けた国、特に発展途上国の防疫と経済社会発展の回復を支援する。

9、中国は国連と協力し、中国に世界人道主義応急倉庫ターミナルを設立する。

10、中国は30の中国アフリカ病院ペアリング支援協力メカニズムを構築し、アフリカ疾病予防管理センター本部の設置を急ぐ。

11、中国の新型コロナウイルスワクチンの研究開発は完成使用開始後、世界の公共財とする。

12、中国はG20メンバーとともに貧困国の債務返済猶予に関する提言を実行する。

13、世界の運命は各国が共同で掌握すべきであり、国際ルールは各国が共同で書かなければならず、世界的な事柄は各国の共同ガバナンスによらなければならず、発展の成果は各国が共同で分かち合わなければならない。(2017年1月18日)

14、人類運命共同体の構築は素晴らしい目標だが、一世代また一世代とリレーすることによってようやく実現する目標である。中国は広範な加盟国、国際組織、機関と共同で人類運命共同体という偉大な進路の構築を推進したいと願っている。(2017年1月18日)

「北京週報日本語版」2020519

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