中国側専門家、WHOの新型コロナウイルス発生源調査について説明

 

 

中国国際テレビ(CGTN)は、中国世界保健機関(WHO)新型コロナウイルス発生源調査合同研究に参加した中国側の専門家で、中国側の動物環境グループのリーダーである童貽剛氏を取材しました。

童氏によりますと、このグループの中国側専門家には、中国疾病予防管理センターウイルス研究所、北京化工大学、清華大学などの専門家のほか、地元武漢市の専門家も含まれています。

武漢華南海鮮市場で生きた動物が販売されているとするうわさが流れていましたが、実際にはありませんでした。2016年か2017年に野生動物保護法の第2版が施行された後、市場の管理部門はこれを厳しく取り締まっています。

政府は、感染症が発生すると多くの部門を手配して、家庭で飼われている動物や野生動物を大規模にモニタリングし、感染症の発生前と発生後にこれらの動物にこのようなウイルスがあるかを調べたところ、ないことが判明しました。

最近、華南海鮮市場のコールドチェーンにも関心が高まっています。当初は海産物のコールドチェーンがルートだとは考えられていませんでしたので、当時のサンプルはこれについてのものがありませんでした。しかし今回、サンプル採取作業について振り返り、推測をしたところ、冷凍動物や海産物の売り場やその近くの環境から採られたサンプルは陽性率が他の場所より高いことが分かりました。

宿主は二つあり、一つは天然の宿主で、コウモリの可能性が一番大きいと思われます。もう一つは中間宿主で、現時点で分かっているところでは、ネコ、ミンク、トラ、イヌなどです。まだ検査していない数多くの動物も中間宿主の可能性がありますが、現段階ではまだ証拠不足です。(CRI日本語/Mou、柳川)

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