中共中央政治局常務委、新型肺炎対策で会議 感染状況を分析

 

【新華社北京2月13日】中国共産党中央政治局常務委員会は12日、会議を召集し、中央新型コロナウイルス肺炎対策工作指導グループの報告を聴取した。現在の感染状況を分析し、予防抑制活動の強化について検討を行った。習近平(しゅうきんぺい)中国共産党中央委員会総書記が会議を主宰し、重要演説を行った。

習近平氏は次のように指摘した。新型コロナウイルスによる肺炎の感染が確認されて以降、われわれは一貫して人民大衆の生命の安全と健康を第一に据え、「自信を固め、共に助け合い難関を切り抜け、科学的な予防と治療を実施し、施策を的確にする」という全般的要求に基づき、感染の予防抑制活動を全面的に行っている。苦しい努力を経て感染状況は前向きな変化を見せており、予防抑制活動も前向きな成果を収めている。

習近平氏は次のように強調した。予防抑制活動は現在、最も苦労を伴う肝心な段階に入った。少しも手を緩めることなく感染予防抑制の重点活動にしっかりと取り組み、感染が特に深刻あるいはリスクが比較的大きい地区の予防抑制を強化する必要がある。各級の党委員会と政府は党中央の決定と指示に従い、感染に対する人民戦争、総力戦、阻止戦に断固勝利し、今年の経済社会発展目標の実現に努めなければならない。

会議では、収容率と治癒率の向上、感染率と致死率の低下を巡り、感染予防抑制の重点段階をしっかりと把握する必要があると指摘された。また、医療物資などの供給保障を強化するとともに、マスクと医療用防護服を生産する企業の積極性を十分に引き出し、企業の生産再開と生産目標の達成を早急に推進する必要があると強調された。

会議で次のように強調された。各級の党委員会と政府は感染がもたらす影響を最低限に抑え、経済の安定した運営と社会の調和安定を保ち、党中央が決めた各目標の実現に努めなければならない。

会議で次のように指摘された。マクロ政策の調節度合いを強め、感染がもたらす影響に対処する政策措置を検討し制定する必要がある。積極的財政政策を一層生かし、資金投入を増やし、各地の感染予防抑制資金の需要を満たさなければならない。引き続き段階的で、対象を絞った減税や徴収費用引き下げの措置を検討し、打ち出し、企業の経営難を緩和しなければならない。穏健な金融政策の柔軟性と適正を保つ必要がある。防疫物資生産企業に対し、優遇金利による融資支援を強化し、感染の影響が比較的大きな地区、業界、企業には差別化優遇金融サポートを整えなければならない。

会議でまた次のように指摘された。内需拡大と外需安定を積極的に図らなければならない。重点分野に焦点を絞り、地方政府の特別債券(専項債券)で調達した資金の投入先を最適化するとともに、中央予算内の投資を生かし、民間の投資意欲を引き出し、重大プロジェクトの建設を加速しなければならない。貿易企業の業務再開を支援し、貿易に対する融資支援を強化しなければならない。外資大型プロジェクトの実施を後押しするとともに、外商投資法と付帯の法規をしっかりと実施し、外資系企業の投資環境を最適化し、外資の合法的権益を守らなければならない。

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