宅配員8万人がコロナワクチン接種=北京市

北京市は今年の11日から、感染する恐れの高い特定の人々に対する新型コロナウイルスワクチンの接種を開始しました。現在、ワクチンの接種拠点は全市で205箇所設けられており、17日午前0時の時点で、既に170万人が接種を受けました。

その中で、北京市ワクチン接種ワーキングチームは商務、郵便などの部門と協力し、フードデリバリーサービスの「美団」、ECサイトの「京東」などと協同して宅配員に対するワクチン接種を行いました。前半で5万人に接種を済ませたのに続き、17日までに新たに3万人の、計8万人にワクチン接種を行いました。

 

市民の生活に欠かせない宅配員

臨時ワクチン接種拠点内はいくつかのエリアに分かれており、接種の流れによって、先ず入り口の受付で個人情報を記入、次に接種を受けても差し支えないかどうかについて身体検査があります。その後、ワクチン接種同意書にサインをして、初めて接種を受けることになります。

接種後は隣の部屋で30分間様子を見る必要があり、医療スタッフが巡回していて、体調に不良をきたした者は直ちに報告することになります。30分後に、ようやく拠点を離れることが可能になります。予防接種を受けた一人の宅配員は「接種は我々を守ってくれるだけでなく、お客さんにも安心してもらえるので、もちろん受けるよ」と話しました。(CRI日本語/閣、坂下)

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