中国の製薬大手・中国医薬集団(シノファーム、Sinopharm)が開発した新型コロナウイルスワクチン100万回分が現地時間16日午前、セルビアの首都ベオグラードに到着しました。セルビアのブチッチ大統領、ロンチャル保健相、陳波駐セルビア中国大使が空港で出迎えました。
ブチッチ大統領は出迎え式で、「これらのワクチンは両国の偉大な友情の証だ。中国のワクチンの品質を信じている。私自身も接種する予定だ」と述べました。
陳波大使は、「中国は新型コロナワクチンを世界の公共財とすることを約束した最初の国だ。中国のワクチンはセルビアのコロナ予防・抑制に貢献できると信じている」と示しました。
報道によりますと、セルビアはすでに複数のワクチンメーカーと800万回分のワクチン購買協定を結んでいるということです。協定を結んでいるものとして、中国シノファーム社のワクチン、ロシア国立ガマレヤ研究所開発の「スプートニクV」ワクチン、米ファイザー社のワクチンなどが含まれています。(CRI日本語/怡康、星)