中国のPCR検査費用が再び値下げ 全国公立病院で約720円以下に

 

 

中国国家医療保障局はこのほど、中国全土のPCR検査費用を調整した。調整は3回目で、15日から、中国全土の全ての公立病院のPCR検査費が40元(1元は約 17.9円)以下となる。中央テレビニュースが報じた。

新たに打ち出された規定によると、1人分を1検体とするPCR検査が40元以下、数人分の検体を一度に調べる「プール方式」が110元以下となる。

検査費用がますます安くなるのはなぜ?

最初の数百元から数十元まで値下げされ、それからさらに10元以下で受けることができるようになったPCR検査の費用には、何が含まれているのだろうか?また、なぜ費用を再び値下げすることができたのだろうか?

PCR検査の費用には、医療サービスや消耗品のコストが含まれている。新型コロナウイルス感染症拡大が始まったばかりの頃、各地では、PCR検査が登場したばかりで、検査キット不足や検査待ちなどの難しい局面も発生した。検査キットの価格はメーカーが独自に決めることができ、200元以上の時期もあった。それに検査技術サービスを加えると1260元以上になっていた。こうした現状に対し、中国国家医療保障局は関連の業務を継続して展開した。

同局の医薬価格入札調達司の丁一磊司長によると、「まず、PCR検査の検査キットや抽出キット、検体採取用具といった消耗品の価格を下げなければならない。次に、医療サービスのコストを削減しなければならない。2年が経ち、新型コロナウイルス対策が常態化する中、医療機関を含む衛生当局も内部のプロセスの整備を続け、作業効率を上げ、人件費削減にも取り組んできた。最後に、一部の検査器具を見ると、さらに大規模な検査を実施することでコストを削減することができた」と説明する。

「人民網日本語版」20211217

 

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