出石祐樹

(この作品の権利は作成者本人に帰属します)
 
 「必ず再訪したい!」そう思えるような貴重な研修旅行でした。この研修旅行は自分の貴重な財産となるのは間違いない旅であった。
  自分にとって、この研修旅行のテーマは「日中関係について考える」ということであった。ここ数年日中関係は確かに良いというように報道されている。ただ、実際にはどういった意見があるのかが気になっていた。

 

 私はこの問いに対する回答を少しは得られたのかなと思う。私なりに出した答えは、「過去は史実として考え、忘れてはならない。しかし、その事実にいつまでも束縛されるのではなく、新たな一歩を歩みだしていく必要がある。それを達成するには、誠実さと善意をもって接することが必要であると」。これは、西安から北京への帰りの夜行列車でのさんとの会話でもそうであったし、西安・北京との学生交流の際にも同じことを聞いていた。また、私はこのありがたみを様々な場面で痛感した。西安の食事会では、私が中国語をしゃべることができないながらも、お酒を飲み交わしつつ、非常に楽しい時間を過ごすことができた。こういった雰囲気を作ってくれたもの彼女が誠実さと誠意をもって接してくれたからだと思う。また、北京で史跡を訪れた際には、際限ない私の質問に対して、毎回しっかりと答えてくれた。真剣な質問から、何気ない話題まで何でも応えてくれる彼らに誠実さと誠意を感じた。このように、彼ら彼女らから交流において重要な心構えを学んだ。今後は彼ら彼女らが訪日した際に、私が誠実さと誠意をもって対応していきたいと思う。

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