訪中の感想

   

  

  竹村 幸太郎

 旅行2日目は、北京展覧館で中国の発展の成果を実際に目の当たりにすることで、中国の成長のエネルギーを直に感じました。そのような中国といかに友好の歴史を作っていくか、それを改めて考えさせられたのが劉徳有先生の講演です。自身の体験を踏まえた話は、過去の小さな日中交流の積み重ねが民間における今日の友好関係を形作っていること、またそれを未来につなげていくことの重要性を中心にしたもので、私達若者がこの友好を未来につなげていく必要があると感じました。

 しかし、それはそう難しいものではない、とも感じました。それは、中国の学生とのディスカッションや市内散策を通してのことです。政治の話から恋愛話まで色々と話す中で、日本と中国で根本の考え方が決定的に違うということは全くなく、よき友人としてこれからも付き合っていきたいと感じたのが一番の感想です。私のような考えを持つ人が日中両国で一人でも多く増えていくように自分ができることを精一杯やっていきたいと思います。

 周恩来トウ穎超記念館では、彼の生い立ちや日本とのつながりについて学ぶことができました。周恩来総理が学生の頃は、多くの中国人が日本に学びに来ていました。近年、日本の競争力の低下とともに、そこに変化が起こっています。来年から社会人になるものとして、日本を世界から魅力的なものにしていきたいと思います。

 本日の南京は、日中交流の歴史とその形を再確認する旅でした。午前中訪れた中山陵では、建築の凄さもそうですが、その名前である「中山」は、かつて孫文氏がお世話になった日本の華族の名字であることをはじめて知りました。日中友好の形が中国を代表する名所として表れていることを知り、小さな積み重ねはいずれ大きな成果につながるのだと感じました。

 その後の南京大学の学生との交流は、現代における日中友好の積み重ねの一つだと思います。晩餐会での訪中団の合唱と呉君のアコーディオンの共演は、上手く言葉で言い表せないですが、心に日中交流の素晴らしさの実感が沸いてきました。

 毎日同じような結論になってしまって申し訳ないですが、日中友好に少しでも貢献し、将来中山陵や明の城壁の修復など、歴史に残る結果につなげていきたいと思います。

 この訪問で感じたのは、上海、しいては中国の発展スピードです。一昔前までは田子坊のような家が広がっており、また人民の精神も、魯迅が危惧したようなものでした。しかし、上海環球金融中心からみた景色は、ニュースや記事で見るよりも中国の発展を直に感じることができました。森ビルの星屋特別顧問がおっしゃっていたように、世界に類を見ない速度で成長する中国に敵対するのでなく、隣人として協力して発展していきたいです。今回のような貴重な体験をした者として、中国を学ぶものとして、中国の隣人である日本人として、その道を進んでいきたいと思います。

   

  

   

  

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