上海協力機構の王開文副事務局長――メンバー国は多くの方面ですでにコンセンサスを達成

寧静 謝文=文

 

17年間の発展を経て、上海協力機構(SCO)の固定化した協力メカニズムはすでに28に上り、異なるレベル、異なる部門間の協力もすでに展開されている。

SCOの王開文副事務局長は、「成果から見ると、一部の協力分野の発展はより速く、一部の協力分野では少し遅めではあるが、加盟国はすでに多くの面でコンセンサスに達している。最も重要なことは、地域の平和と安定を保証することだ。平和がなく安定がなければ、その他のことはすべて空論に終わってしまう。また、SCOの存在価値は、まさにその地域の安定を保つことにあり、これがまたSCOがもつ最大の魅力でもある。次に、経済面における協力において、SCOは常に力を発揮している。中国商務部が5月に発表した最新データによると、中国とSCOの間の経済貿易往来はより緊密となっている。昨年、中国とSCO加盟国との貿易総額は2176億㌦で、前年同期比19%増となった。中でも中国からの輸出は1503億㌦で、前年同期比15.1%増、中国の輸入は673億㌦で、前年同期比28.5%増となっている」と語る。

また、文化交流も極めて重要だ。「文化面の相互理解がなくては、その他の方面でも深い協力成果を得ることは難しい。民心をつなぐ橋をしっかり架け、互いに信頼し合ってはじめて、国家間の相互信頼を増強でき、より良い共同発展と人類運命共同体という偉大な構想を実現できる」と王副事務局長は語る。

 

人民中国インターネット版 201869

 

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