上海協力機構 発展のチャンス、協力のプラットフォーム

 

インドは未来の協力に期待し、「上海精神」のもとで加盟国と各分野で協力を深化させ、地域の安全と繁栄に貢献したいと考えている。

上海協力機構は地域の安全を促進する重要な多国間機構で、同地域に多くの重要な公共財を提供した。上海協力機構の安全、経済、人文面の協力は地域の連携、貿易投資の融合、地域経済一体化を促進している。

上海協力機構の加盟国は、同機構がいかなる国団体も目的とせず、地域の平和、安定と繁栄の維持のためにより良好かつ調和のとれた方法で伝統非伝統的な安全リスクに共同で対応することに承諾している。インド、パキスタンの加盟により、上海協力機構の多国間主義は南アジアにまで拡張し、協力範囲が拡大し、上海協力機構は世界一人口が多く地域の広い地域協力組織になった。

中国が上海協力機構において重大な役割を担っていることは疑う余地がなく、加盟国に二国間多国間の互恵ウィンウィンの大きなチャンスをもたらした。多くの「一帯一路」建設プロジェクトが上海協力機構地域で行われ、同地域の発展と融合を促進した。中国が提唱する相互接続、共同、総合、協力、持続可能な安全感及び人類運命共同体の構築などの理念は、同地域の発展の重要な手本となる。

上海協力機構の持続的発展において、加盟国は相互信頼、相互利益、平等、協議、多様な文明の尊重、共同発展の模索という「上海精神」を堅持し、相互尊重、公平な正義、協力ウィンウィンの新型の国際関係のモデルを構築した。「上海精神」は開放かつ包容的なアジアを支え、地域の平和と発展、地域経済一体化を促進し、国家間の相互信頼を深めている。

インドは2017年のアスタナサミットで加盟国になった。インドは今後の協力に期待を寄せている。上海協力機構はインドに発展のチャンス、協力のプラットフォームを提供し、ユーラシア大陸の他の加盟国と交流協力を深化できる機会を与えた。上海協力機構は協調一致という形で「三つの勢力」に対抗している。中でもテロリズムに対し、各国は情報交換、対テロ演習などを実施し、インドのこの面における他国との協力、同地域の平和と安定を促した。

上海協力機構が持続的に発展しているのは、加盟国が「上海精神」を堅持しているためである。青島サミットをきっかけに、「上海精神」を引き続き推し広め、加盟国の団結相互信頼、各分野での互恵協力が深まることに期待したい。また、「上海精神」のもとで、インドが加盟国と各分野で協力し、同地域の安全と繁栄に貢献できることを期待している。

(インドネルー大学中国東南アジア研究センター B.R.Deepak教授)

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 201869

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