「上海協力機構(SCO)は間違いなく多国間協力の手本だ。創設当初から今までの17年間の歩みの中で、すでに8カ国の加盟国と4カ国のオブザーバー国、6カ国の対話パートナー国を有している。これは相互信頼と互恵を核心とする『上海精神』がより多くの国家に受け入れられていることと、SCOがますます成長・拡大していくことを意味している」。6月6日、ジョオマルト・オトルバエフ・元キルギス首相が北京での取材に応じ、地域の安全と安定の維持、地域経済発展の促進、調和を持ち共存する国際環境の構築におけるSCOの努力と成果を高く評価した。
「SCOの創設に伴い、アジア・欧州諸国は次第に緊密に結び付き、国際舞台で特別かつ重要な役割を果たすようになっている。インドとパキスタンのような長期にわたって対立していた国家同士すらSCOで平等な対話が実現できたことは、かつては想像もできないことだった」
アフガニスタン和解プロセスについて、「SCOはアフガニスタン和解プロセスの推進に寄与できる」とオトルバエフ元首相は語り、また次のように述べた。アフガニスタン問題は今回のSCO青島サミットの議題の一つだ。アフガニスタンは中央アジア諸国の隣国であり、もしアフガニスタンの政治情勢が不安定であれば、周辺諸国の安全も確保できない。全ての隣国が安全かつ安定したアフガニスタンを望んでおり、現在、鍵となっているのは正しい行動を取ることだ。(『今日中国』より)