夢のある人生は輝いている

                                 吉林財経大学外国学院日本語学部3 高熠珉

 

友達の勧めで「ビリギャル」という映画を見た。さやかは全然勉強しないで遊んでばかりいる女の子だ。しかし、大学進学を目指して、塾に通うことになり、坪田先生と知り合った。坪田先生は学生に勉強に興味を持たせるのがうまい。坪田先生のおかげで、さやかは勉強を始めるが、通っている高校の先生も、彼女の父も慶応大学に進学することはできないと思っていた。しかし、さやかは失敗を乗り越えて理想の大学に合格することができた。彼女は自分を甘く見ている人たちに自分の能力を証明したのだ。この物語は大学入試を経験したことがある人にとって共感できる場面が多い。

私はさやかが成功した理由はたくさんあると思う。彼女を愛してくれるお母さんがいて、本当の教育とは何かを知っている先生がいて、彼女のことを気にかけてくれる友達がいる。最も重要なのは、彼女が決して諦めない信念を持っていたことだ。

 

この映画の中で一番印象に残っているのは「夢に挑戦することが、私にとってどれだけまぶしいか」というセリフだ。信念を持って、そして、一生懸命努力する。嘲笑されたり、失敗したりしても、自分の夢を持ち続けている人は非常に勇敢だと思う。

子供の頃、初めてテレビで琴の演奏を見たその優美で軽快な旋律に引かれて、いつか私も舞台の上で演奏することができたらと思うようになった。ある日、琴を見に行き、弦を軽く鳴らすと、味のある旋律が指先から放たれ、その感触は本当に心地よいものだった。その日から私は琴を習い始めた。目標や夢はあっても、実際に始めてみると1曲をマスターするにはかなりの努力が必要だった。毎日譜面を見ては練習する日々だった。挫けて、諦めようとするたびに、母はいつも励まし、支えてくれた。ほんとうに多くの壁に突き当たり、そして、克服した結果、私は中学校の卒業式でついに自分の夢を実現させることができた。

目標の力は強い、夢を追う人に勇気と希望を与えてくれる。目標がない人生は恐ろしいものだ。しかし、夢だけでは足りない。努力も同じくらい大切だ。明確な目標を決めて勉強することは、盲目的に勉強するよりも効率的だ。目の前の小さな目標を一つずつ達成することは、成功に1歩近づいている証なのだから。

夢は自分の可能性を引き出す力であり、私たちができるのは自分の今を超えることだ。だから、私達は小さな1歩に自信を持つべきだと思う。努力しても成功しないかもしれない。しかし、私の努力した証拠は残り、失敗しても私は成長し、努力し続けることができる。

  志ある者は事をなす。私はこの言葉でいつも自分を励ます。人間は超能力者ではない。転んでも起き上がる勇気が必要だ。私は夢を追う自分に「頑張れ!」と言い続けたい。

人民中国インタ-ネット版に掲載された記事・写真の無断転載を禁じます。
本社:中国北京西城区百万荘大街24号  TEL: (010) 8837-3057(日本語) 6831-3990(中国語) FAX: (010)6831-3850