青島理工大学人文与外国語学院 日本語科三年生 曹瀟雨
秋、色鮮やかな紅葉は涼しい風の中で絶えず揺れ、一枚一枚と舞い落ちる。胸にある計画を抱きながら、私は町中を歩いている。
時はやがて夜のとばりが垂らし始め、町がすでにあちこちから明かりがつき始めた。川沿いの商店やらホテルやら軽食屋などはもうカラーランプが点滅し、行き交う人々のを目を引いている。
あそこだ!街角で一軒の中日居酒屋を設けるのはちょうど良い。中日両国の特色を兼ね備え、出稼ぎに来た地方の人々に郷愁の慰めや心のケアをし、現地で働く外国人にもお食事ができる場所を提供したい。私はずっと日本映画の『深夜食堂』が好きで、自分もそのような店を営むことを夢見てきた。今、店の場所を選定する最中だ。店は一軒家で、客は少なめで、雰囲気が暖かいのがいい。店名は『ほかほか食堂』と決めた。急速な経済発展で、庶民向けの食堂が足りないのだ。
店の将来像はこうだ。入り口のカーテンに店のマークや広告が印刷される。インテリアは、日本の伝統的なデザインを採用するつもりで、壁には古い時計が掛かる。食器は青い染付磁器もあれば、日本の伝統的和食器もある。メニューは大衆料理によく知られる定番メニュー、お客様のニーズに合わせて、新鮮な食材で作る。
日本式梅酒が常連の好物だ。お店には梅酒を二種類用意する。濃い梅酒の香りは、一口で梅の甘酸っぱい味が口の中を滑り、とても爽やかだ。日本式梅酒の基本的な材料は青梅、焼酎、氷砂糖で、青梅の泡立てたお酒の味はさわやかで、おいしい。店ではオリジナルに作る。青梅は2-4時間水に浸して渋い味を取り除いて、乾かす。そして瓶をきれいに磨いて、青梅、氷砂糖というふうに瓶の中に順次入れて、最後に焼酎に加えて密封する。暗いところで一定期間保存したら出来上がり。中国式の梅酒には黄砂糖と白酒を使う。白酒は度数が強いが、黄砂糖はもっと栄養がある。
夕方、お客さんがだんだん入ってくる。その中に異郷の日本人学生や、日本の食文化を体験したい中国の学生も何人かいる。日本語を使って歓談している。
深夜食堂のオーナーほど日本食をうまく作れないが、たえず勉強して、簡単な料理でも、お客さんのニーズに応えよう。
オムライスは得意な日本料理の一つだ。まず豚肉を鍋に入れて炒め、しばらくして、キノコとバターを鍋に入れて炒め続ける。最後にご飯を入れて炒める。ナイフで卵を切り、とろとろの卵黄をご飯に載せる。最後にケチャップで大きな笑顔をかく。故郷を離れた日本のお客さんに、私のお店で温かいオムライスを食べてもらえる。私のお店は友好交流の架け橋にもなる。
『深夜食堂』の物語の中の人生百態は私たちから遠いかもしれない。それでもいい。人が集まれば、そして梅酒さえあれば、きっとそれなりの物語が誕生するに違いない。手作りの梅酒に店自慢のオムライス、私の夢食堂はここから始まる。