ネット上の言論の自由の美しい仮面の下の恐ろしい暴力——《三年A組》感想

浙江越秀外国語学院 王賽賽

 

最後まで見ないと何が起こるかわからないのが、このドラマのうまいところで、何度も反転する。衝撃的な大型誘拐事件から不治の病にかかった先生の心労まで、犯罪者から真実を暴く社会的英雄から戦慄的な公共の敵まで......結局、それを主導しているのが「ネット上の言論暴力」だからだ。

言論暴力は、身体的な実質的暴力よりもひどい、目に見えない暴力だ。何よりも恐ろしいのは、その始まりがひっそりとしていることであり、それが暴力であることに気づいたときには、すでに当事者に大きな影響を与えていることである。

景山澪奈が自殺したことを背景に、ネットメディアの反転を通じて展開するが、教師の柊一颯が生徒を誘拐した目的を明らかにすることで、澪奈の自殺の原因が明らかになっていく。事件が始まると、ネット上では炎上し、非難の声が殺到した。柊一颯がsnsで自分とクラスメイト全員の写真を出して学生が殺されていないことを証明するまで、ネット上の態度が突然反転して、彼は学生の自殺の真相を探し出すために自己犠牲の良い先生だと思った。

そして、澪奈を陥れようと偽の働画を制作した張本人の武智大和が判明。そんな中、ドラマは再び反転し、柊一飒先生は澪奈が自殺した日に大和と会ったという動画をネット上にアップし、澪奈は殺されたと主張する。ネット上では大和への非難と罵倒が展開された。しかしその后、ある人が出会いの働画が処理されていることに気づき、実際に澪奈と会ったのは柊一颯だった!そして矛先は再び柊一颯に向けられ、彼こそが真犯人だと思われた。

しかし、このネット騒動や批判の矛先が飛び交うのは、柊一飒がネット上に投稿した写真や動画、言葉に導かれたものであり、真実性を検証しようと考える人は少ない。最終的には、柊一飒がこのことを明らかにした后、澪奈を殺害した真犯人も明らかになった——ネット言論暴力。まるで柊一颯が最后にネットユーザーに言ったあの言葉に向かって:「そのお前の自覚のない悪意が景山澪奈を殺したんだよ。」。

では自問してみましょう:
ネットの情報を見たら、私が検証するだろうか。
負のエネルギーのことについて、私は何も考えずに非難するだろうか。
事件が反転したら、私は自分の態度を変えるだろうか。
 
インターネットでの言論の自由は、確かに私たちの生活に便利さをもたらしているが、選択ももたらしている。なぜなら、この自由には二重性があり、使い方を間違えると大変なことになるからだ。

let's think」「静、思、定」という決め台詞がある。何かをする前に、よく考えて決めなければなりません。このようにインターネットの言論が混乱しているのは、「静」と「思」が疎かにされているためだ。発信者にとっては思いつきで翌日には忘れてしまうかもしれませんが、当事者にとってはラクダを圧死させる最後の藁になるかもしれません。心を落ち着けて、自分の行動の結果を考えてみましょう。自分が受け取った情報が本当かどうかを考えて判断し、決めつけない。何気ないコメントが、暴力の鍵になりかねないからだ。

だから

let's think!

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