正義は必ず勝つ

蘇州大学応用技術学院日本語学部2019 周一

 

 「デスノート」というアニメは、大場つぐみが原作で、小畑健が描いた作品です。

 ある日、高校生の主人公夜神ライトは、「デスノート」という変なノートを拾いました。このノートは、普通のノートではなく、人の顔を思って、そして彼の名前をこのノートに書くなら、その人は必ず死にます。それに、死因と死ぬ前の行動を書くなら、人の命を操作することもできます。

 夜神ライトは、最初はただ死刑を執行される前の犯罪者たち、或いは泥棒やセクハラをする男の名前をデスノート書いて、悪人に罰を与えるためにこのノートを使い続けていました。しかし、「L」という名探偵とFBI捜査員がこのデスノートを通じて実現した怪しい連続殺人事件の捜査を介入した後、夜神ライトの行動は少しづつ元の軌道を外れていました。「新世界の神になる」という目的に、夜神ライトは、自分の殺人者という正体を隠し、Lと対峙する一方で、気違いの殺人行動を始めました。

 最初は、夜神ライトの夢が正しいと思います。もし全世界の悪人が消滅されたら、この世界は徹底的に平和になるかもしれません。だが、夜神ライトがFBIの捜査員を殺したことを始めとして、彼の目的はもうすっかり変わりました。なぜならば、FBI捜査員は悪の存在ではなく、彼らは社会に対していろいろな役割を果たしています。しかし、夜神ライトは、彼らは自分の計画を邪魔しているという理由で彼らを殺しました。もし彼が本当に平和の王国を作りたいのなら、彼らを殺すわけにはいかないです。それに、後の展開で、夜神ライトは、自分の彼女を利用して、「死神の眼」という特別な能力を合わせて、さらに緻密な殺人計画を始めました。だが、最後は夜神ライトの敗北です。

 「正義は必ず勝つ」、最初の時にはLはこう言いました。最初私は、「夜神ライトの考えが本当に間違えるのか」という疑問を持つ時もありますが、彼の次の行動を見れば、この考えは徹底的に間違いました。自己満足のために、数多くの人を殺し続けて、最後に必ずみんなが恐怖に陥って、彼の命令を服従しなければなりません。この強制的な統制は必ず理想的な世界とは言えません。

 このアニメに一番素晴らしいところはLと夜神ライトの知恵の戦いです。二人は同じで、賢くてかつ競争心が強いです。全力を尽くして相手と戦いました。最後Lが夜神ライトにノートを使って殺される前に、Lは夜神ライトが友達と認めていました。それは本音とか噓とか分からないですが、Lは必ず夜神ライトのことをずっと十分重視しています。彼は一生孤独で、夜神ライトは最高の相手と言えます。

 人間は、一旦欲深くなったら、自分最初の目標を忘れやすくなります。自分がどんなことを持っても、必ず自分最初の目標を貫き通します。そして、正義は必ず勝ちます。

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