苦しみの中で生まれた天才

南京工業大学 呉昌昊 

ずっと前から、私は日本文化のアニメ、ゲーム、ドラマに興味がある。でも、大好きな日本アイドルなんか、ずっとない。2016年のある日、たまたまにリズミカルな曲を聞いた。その曲は私を興奮させて、燃えてきたそんな感じがする。曲の名前は「ルーザー」、その歌手は聞いていない人―米津玄師。 

そのことはきっかけになって、彼の歌に夢中になった。その時、彼はそれほど人気がないけど、この数年間に、だんだんモテモテになった。米津玄師は私の初めて好きになった日本の歌手と共に、彼の歌から、日本の文化や若者のシンキングが感じられる。彼はユニークな声があって、彼のアルバムは全部彼一人で作った。絵は上手に描いたり、作曲も作詞も上手にしたり、それで、なんでもできる彼は日本の若者に「神様」とか、「天才」とかを呼ばれている。中国のネットで「ハチから金を取っていくと思うな!」そんな話がある、彼の全能を現す。 

米津はただの歌手じゃない、彼の一生を振り返ってから、私は彼の人生はまったくの努力史だと思う。小さいの時、彼は引け目があって、よく人と喋らない子供だった。自分の世界に溺れた。自閉症にまでかかった。子供の時は彼にとって暗い時間だった。暗い時間を過ごしたことがある。だからこそ、人生の苦しさと人間性に理解が深い。 

彼はバンドを組んだり、大学をやめたりすることもある。やっと、音楽と絵に優れた能力をもって、昔の自閉症患者は自分を突破して、ついに成功に近づいた。ネットで曲を配信すると、たくさんな人気を取った!だんだん、彼は外向的性格になって、人生はいい道に向いている。 

私にとって彼の歌が日本文化の窓みたい、日本文化が見える。「レモン」という曲は高村光太郎の「レモン哀歌」に由来する。絶望も希望もレモンのように苦い。「レモン」を聞きながら、レモンらしい酸っぱい味がして、米津がなくなったお爺さんへの思いが湧いてくる。「今でもあなたは私の光」。陽光を浴びたように、その温かさが心に届く。「死神」という曲は日本の伝統落語の物語「死神」に基づいて、落語と違い方で、その物語を表現する。その曲を聞いて、思わずにその落語のことを知りたい。曲に隠されたのは楽観に生きたいそんな感じ、人々の心を励ます力がある。「灰色と青」を通して、日本の若者の迷いが感じられる、思ったより世界そんなに美しくない。「どれだけ無様に傷つこうとも、終わらない毎日に花束を」、苦境に陥る人に希望を渡し、いい生活のために努力する。 

私にっとて、彼は私を引率して、j-popや日本の若者文化を了解してくれた。それと同時に、彼の歌はよく私に感動させられた。過去はどう苦しくても、彼の歌から世界への善意がつたわっている。世界と自分と和解しよう、善意を持って勇敢に真面目に生きていこうって、彼はそう教えてくれたの。 

「分かった。ちゃんと生きてくるだろう?」 

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