自然の中で、私たちは...

金超瑛 吉林省延辺大学

 

「取り戻らない、人間を殺したい...」初めてこの言葉を見た時、私は「なぜ人間を殺そうと思ったのか、誰が人間を殺そうとしたのか。」と思った。どの映画のセリフなのか気になって好奇心を持って探してみたら、これは『もののけ姫』と言う映画の中の名セリフの一つだった。       

『もののけ姫』とういう映画は宮崎駿の作品だ。宮崎先生の作品には『千と千尋の神隠し』や『ハウルの動く城』などいろいろあるが、その中でも『おののけ姫』が大好きである。なぜなら『もののけ姫』という映画は私に色々なことを感じさせたからだ。  

ある日、呪われたイノシシが邪神となり主人公であるアシダカがいる村を侵略しようとした。ある女の子達を助けるため、アシダカは邪神と戦う時,邪神の呪いにかかった。邪神の呪いを解くため、自分を救うため、彼はシシ神を探す旅に出た。小さい頃から自分の親に森へ捨てられ、白狼神に育てられたサンという女の子とエボシと言う女の人と出会い、エボシを主とする人々は、鉱石を採掘するために、森を破壊することに対して、森の動物たちは森を守るため人間と戦うということが分かった。両方の戦いがクライマックスになった時、人たちはシシ神の首を打ち抜き、それを持って逃げた。怒ったシシ神は怖い邪神となって、森を破壊し、自然の生気を吸収して、とても早いスピードで周りの自然環境と人間たちの村を壊していた。人間たちを救うため、自然の生気を取り戻すため、アシダカとサンは人間の手からシシ神の首を取り返した。太陽が昇り、轟然と倒れたとたん、新しい生気を改めて大地に与えた。森を救った後で、サンは人間の森を破壊した罪行を許することができなくて、森の中に帰ることにした。最後に二人は微笑みながら別れた。    

この映画を見終わった私は深く反省した。映画が示す通り、現実世界でも、人々は自分の利益のために、勝手に自然環境を壊している。工業を発展するため水源を汚染し、経済を発展するため大気を汚染し、人間の欲望を満たすため大面幅の木を切っている。人類のすべての行為は自然環境に大きいダメージを与えているし、動物たちの郷里を奪っている。大気の減少で氷河が融解している。したがってホッキョクグマとペンギンたちは家を失っている。既に絶滅している南極のオオカミや日本狼などのように、現在も多くの動物が絶滅に直面している。人類はいつも環境を守ることを呼びかけているが、黒くなった川と、灰色になった空気や悪臭を放つビニール袋山はどの国でも見える現象ではないだろうか。「人類たちは動物の鳴き声が、自然の鳴き声が本当に聞こえるか」と私は聞きたいものだ。
  
年明けから爆発したコロナウイルス、オーストラリア大火事や大洪水が勃発したことなどは、自然が人類への復讐であるかもしれない。それゆえ、人類たちは深く反省し、自然環境を守り、緑を返すべきである。人間の環境保護意識は本当に悪いとう思う。この問題に対して、人々が、国々が自分の力を出すべき、手と手を繋ぎ、共に私たちの家を守るべきではないかと思う。 

大学生として、私は積極的に環境を守る仕事に参加し、色々なボランティアにも参加したいと思う。環境を守ることは、誰もが責任を持つすることである。わずかな力であるが、でも、私は及ぶ限りのことをしたい。自分の回りの小さなことから始めよう。環境を守るのは、人類自身たちを守ることだと私は信じている。

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