半沢直樹のように生きたい

羅倩 南京信息工程大学

 

「やられたらやり返す、倍返しだ」この言葉を改めて本で読んで、正義感に満ちた半沢直樹の様子を思い出した。彼はドラマ「半沢直樹」の主人公で、東京中央銀行の職員だ。劇中では半沢直樹は銀行内外の「敵」と闘いながら、「周りの人に対して、人間らしく温かみのある対応をしなければいけない」という信念を貫く。一方、悪人に対しては、「倍返し」をする。

私は半沢直樹が「何事にも心を込めて全力を尽くす」を持って生きると思う。半沢直樹は仕事の上では、たとえどんな困難にあっても、解決しようと努力する。しかも、彼は人と人のつながりを大切にしている。仕事で困ったことがあると、いつも小さい時に父親に言われた「どんな仕事をしようとも大切なのは人と人との繋がりや。ロボットみたいな仕事だけはしたらあかん。それだけは忘れなよ。」という言葉を思い出す。それで、取引先との連携について話している時、いつも取引先の立場に立って問題を考えて、相手の利益を第一に置く。

半沢は発展の見通しがある中小企業ローンを貸して難関を切り抜ける。起業したい女性には、何とかしてあげて諦めないように励ましてあげる。彼にとって家族も友達もみんな大事なものなのだ。過酷な銀行内外の戦いの中でも半沢は自分の妻に家事を押し付けない。反対に、妻に自分の夢を追いかけて、生け花事業を続けてほしいのだ。友達との付き合いも重視している。友達が仕事のストレスがある時、半沢は彼を剣道場に連れて行って、ストレスを解消してあげる。半沢は自分の信念に向かって一歩一歩足を踏みしめて前進し続ける。彼の精神に私はいろいろなことを考えた。

高校生の私は臆病で緊張しやすくて、自分は何もできないと思った。ある時、班長選挙に立候補したかったが、「自分は適任ではないかもしれない」と思って心配した。先生と先輩は「信じてるよ」と言ってくれて、両親も「困難にあっても、諦めず立ち向かいなさい」と私を励ましてくれた。それで、私は勇気を出して教壇に立って自分の意志を表した。最後に、みんなに班長に選ばれた。そのおかげで私は自信を持てるようになって、役割や勉強に打ち込めるようになった。支えてくれる人たちがいなければ私一人では何もできないし、一人前の人間になれるわけがない。

人間はどう生きたらいいか。人生に大切なものは何なのか。私にとっては、家族も友達も大切だ。自分が学校でも社会でも挫折に直面したら、勇気を出して希望を失わないようにする。半沢直樹のように生きたい。

人民中国インタ-ネット版に掲載された記事・写真の無断転載を禁じます。
本社:中国北京西城区百万荘大街24号  TEL: (010) 8837-3057(日本語) 6831-3990(中国語) FAX: (010)6831-3850