涼山州 貧困救済の拠点として有名な沐恩邸コミュニティー

文・写真=黄沢西



四川省最大の移住・転居での貧困救済の拠点として有名な、涼山イ(彝)族自治州(以下、涼山州)城北郷沐恩邸コミュニティーを訪れました。ぎっしりと建ち並ぶ黄色い壁と狐色の屋根の新築の民居に、イ族情緒が大いにそそられます。現在は6000数人、計1428戸の貧困家庭が住んでいるそうで、1人当たり20平方メートル(上限は100平方メートル)の住居を割り当てられています。土地は無料で、1人当たり3000元(上限1万元)の手数料で市場価格約27万元の家が入手可能とか。





54日に崖の村から引っ越してきた吉克古者さん(34)は、「引っ越し前は約50平方メートルの古い平屋で暮らしていたました。子どもの通学にも困難な場所だったため、良い教育を受けさせてやることができなかったため、そんな状況を変えようと、思い切って引っ越しを決めました」と事情を語ってくれました。


もちろん就職問題解決もちゃんと考慮されていて、より息の長い貧困救済をと、貧困家庭対象の無料の職業訓練も行われています。「私はイ族の伝統刺繍に興味があるので申し込みました。技術を身に着けて刺繍に関係する仕事に就きたいですね」と、住民の阿海麼色委さん(31)は笑顔を見せてくれました。





人民中国インターネット版  2020828

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