「木納格」ブドウ園
新疆ウイグル自治区西部のタリム盆地の北西部にあるクズルス・キルギス自治州阿図什市は、全国の単一ブドウ品種の栽培面積が最も大きい市である。豊富な光熱資源と奥深い伝統の栽培文化を生かし、阿図什市は科学的な栽培管理技術を研究し、「ブドウの王様」と称される品種「木納格」を開発した。
「木納格」はウイグル語で「きらきらと輝く」という意味。木納格ブドウは粒がふっくらとし甘く、昼夜の気温差による糖分の高さで消費者から人気を集め、木納格ブドウ栽培は阿図什市の農家の収入を増やす主な産業となっている。2021年、阿図什市の木納格ブドウ栽培面積は3万9000ムーに達し、生産量は7万8000トン、生産高は3億元に達する見込み。
現在、阿図什市の木納格ブドウは収穫シーズンに入り、豊作となった農家は各地から訪れるバイヤーと観光客を喜んで迎えている。
「ブドウ園産業+民俗文化観光」を手がける経営者は、故郷を訪れる観光客が増えることを期待している
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年9月26日