団結・協力の新たな道のりを歩んでいく中国とアフリカ

 

中国アフリカ協力フォーラム北京サミットが本日開幕する。中国にとって今年開催される中で、規模が最大で、外国の首脳が最も多く出席するホームグラウンド外交となる。習近平国家主席は北京サミットで対アフリカ実務協力の新措置を発表するとみられており、中国側は中国とアフリカの首脳が共同で描く新時代の協力ビジョンに基づき、アフリカ側と共に、新措置をしっかりと実行に移し、経済貿易協力の新たな発展を後押ししていく。(人民日報「鐘声」国際論評)

中国は世界最大の途上国であり、アフリカは途上国が最も集中する大陸となっている。中国はエボラ出血熱の感染拡大時に最も早く緊急援助を行っただけでなく、アフリカにとって9年連続で最大の貿易相手国となっている。また中国企業はケニア独立後初の鉄道やウガンダ初の高速道路の建設を請け負った。中国とアフリカ双方の協力は、双方26億人の人々の夢と幸福を適え、全世界の注目を集めることとなっている。

中国アフリカ関係に対する習主席の論断は、「中国とアフリカは常に運命共同体」、「双方は発展の道における誠実なパートナー。中国の発展はアフリカにさらに多くのチャンスをもたらし、アフリカの発展も中国の発展に原動力を与える」といったように中国アフリカ協力の素晴らしい将来性を明示している。習主席は過去5年ほどの間でアフリカを4回訪問し、延べ140人ほどのアフリカの指導者たちと会談を重ねてきた。こうした頻繁な上層部交流によって中国アフリカ協力の強固な基礎が固められた。「真実親誠」の政策理念と「正しい義利観」が国際関係全体に生じる強大な感化力と影響力に世界はますます注目するようになってきている。

中国アフリカ協力フォーラムの発足以降、双方の協力は目覚ましい成果を挙げ、アフリカの人々全体から歓迎されるとともに、国際社会においても高い評価を得てきた。中国アフリカ協力フォーラムはすでに双方協力の輝かしいブランドとなり、国際社会の対アフリカ協力を先導し、南南協力を格上げする旗印にもなっている。政治的には相互信頼、経済的には協力ウィンウィン、文化的には交流と相互参考、安全保障では互いに見守り助け合い、国際問題では団結協力を進めている。2015年の中国アフリカ協力フォーラムヨハネスブルグサミット以来、双方はこの「5本柱」を絶えず強化実務化し、「10大協力計画」で多くの成果を挙げてきた。

事実、中国との協力がアフリカにもたらしてきた変化は経済レベルを大きく超越している。英国の学者は、モンバサナイロビ鉄道がケニアに46000人の雇用を創出しただけでなく、同国初の女性運転士たちも育成したことを指摘している。エチオピアでは農業や家事に従事していた女性たちが、中国による建設プロジェクトを通じて就業を果たし、自らの活躍の場を広げている。

これらは中国アフリカ協力のもたらす多大な変革の一部に過ぎない。現在と将来に目を向けると、中国もアフリカも発展の正念場に置かれているといえる。アフリカは現代化を加速させ、経済的独立と自主的で持続可能な発展の実現を切望している。一方、中国は改革の全面的深化に尽力し、経済構造調整の推進に努力している。中国とアフリカは発展戦略が高度に符合しており、「一帯一路」共同建設は双方にかつてないチャンスをもたらす。国際情勢の変化も、中国とアフリカがより多くのアクションを起こすことで、公正さと公平さ、代表性を備え、より世界の政治的現実に即した国際ガバナンス体制を確保することを求めている。

過去を回顧すると、中国とアフリカは関係発展の重要な節目のたびに遠大な視点に立って、双方協力の新たな合致点と成長源を探り、新たな関係飛躍の実現を後押ししてきた。北京サミットの開催は中国とアフリカの団結協力の強大な活力を改めて示し、途上国全体の発展という望ましい勢いを後押しし、平和的発展を促進する国際社会の正義の力を集結し、より緊密な中国アフリカ運命共同体の構築を契機に人類運命共同体の構築を後押しすることになるだろう。

 

「人民網日本語版」201893

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