【新華社北京6月18日】中国とアフリカによる「団結抗疫(団結して感染症と闘う)」特別サミットが17日夜、テレビ会議の形式で開かれた。中国の習近平(しゅう・きんぺい)国家主席が北京からサミットを主宰し、基調演説を発表した。
習近平氏は演説で次のように強調した。われわれは、中国・アフリカ協力を揺ぎなく推進しなければならない。「一帯一路」共同建設での協力を強化し、中国・アフリカ協力フォーラム(FOCAC)の成果の実行を加速させ、協力の重点を健康衛生、生産回復、民生改善の分野に傾けるべきだ。
また、次のように表明した。中国はFOCACの枠組みの下、2020年末までに期限が切れるアフリカ諸国の対中無利息貸付債務を免除する。それに、国際社会とともに、債務猶予期間のさらなる延長などの措置で、感染状況が特に深刻なアフリカ諸国への支援を強化することを望む。中国は、中国の関係金融機関が20カ国・地域(G20)の債務猶予イニシアチブを参考に、市場原則に基づき、商業的なソブリン融資の手配についてアフリカ諸国と友好協議を行うことを奨励する。中国はG20メンバーと共同でG20債務猶予イニシアチブを実施するとともに、アフリカ諸国を含む関係国に対する債務猶予期間を同イニシアチブ実施の上でさらに延長するようG20に呼びかける。