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初の手話ドラマ『大愛無声』5月20日放送

 

左から張海迪氏、王石氏、張麗玲氏

5月13日、中国初の手話テレビドラマ『大愛無声』のマスコミ向けプレミアショーと記者会見が北京の北京フアロンホテル(北京華融大厦)で開かれた。

このドラマの顧問で中国障害者連合会の張海迪主席、出品者の中のお一人で中華文化促進会の王石副主席、総プロデューサーで日本のテレビ局大富の張麗玲代表取締役社長のほか、ドラマの出演者たちが出席した。

主役の遅帥さんと傅晶さん

物語は、ろうあの娘・柳糸語(傅晶さん)が、善良な青年・楊文軍(遅帥さん)と出会い、さまざまな問題を乗り越え結婚、出産、子育てを経験、幸せな生活を送るというもの。ドラマでは、柳糸語の経験を通して、あらゆる方面でろうあ者と家族の生活を描いている。ドラマでは、大部分のせりふが手話を用いて表現されている。

『大愛無声』は、日本の漫画家・軽部潤子さんのベストセラー漫画『君の手がささやいている』をドラマ化したもの。総プロデューサーの張社長は発表会の席上、「私はずっと『君の手がささやいている』をドラマ化して中国の人たちに届けたいと考えてきましたが、聞こえてくるのはドラマ化に否定的な声ばかりでした。時代に対するセンセーショナルな要素がありませんし、大きな浮き沈みの展開もなく、けんかもなく、三角関係にもならず、ただシンプルにろうあ者の楽観的な生活を描いています」と、率直に語った。それでも張社長が最後まであきらめなかったのは、「誰の心にも愛があるはず」と考えたからだという。彼女はまた、「このドラマの投資者が、投資が無駄に終わるかもしれないのに最後まで過度な要求もせずにいてくれたことに感謝します」と述べた。

張麗玲大富代表取締役社長が、ドラマ化実現までの苦労について語った

張主席は、「5月15日は障害者支援の日ですが、このドラマは中国8300万人の障害者への何よりのプレゼントです。障害者と健常者がともに調和の取れた生活を送れることを望みます。未来はきっと明るい日差しに満ちていると信じています」

『大愛無声』は、5月20日にCCTV8チャンネルでオンエアされる。

メーンキャストたちが撮影中のさまざまなエピソードを披露した

発表会に招かれた小さなゲスト、北京障害者学校の生徒たち

主役の遅帥さんと傅晶さん

出演者の熱心なファンたちも会場に詰めかけ声援を送った

 

人民中国インターネット版 2011年5月18日

 

 

 

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