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外も内も一新 中国国家博物館③

 

異国の芸術

現在、3階のアメリカホールで行われている「インカの祖先――1~7世紀の古代ペルー」はペルー文化省との共催。今回の展示は「人と自然」「生活とヒューマニズム」「神と信仰」という3つの分野に分けられ、180点の陶器、織物、金属製品、石器などが展示され、1世紀から7世紀までのペルーの経済、社会、文化と信仰を反映し、ペルーの6つの異なる地域の芸術的な成果と地方的な文化風習を展示している。

人物が描かれた陶製の湯飲み=「インカ人の祖先—— 1~7世紀の古代ペルー」展

双体陶瓶ビクス文化=「インカ人の祖先――1~7世紀の古代ペルー」展

人の形を模した陶製の瓶=「インカ人の祖先—— 1~7世紀の古代ペルー」展

来館者は太平洋の向こう側に位置する古い国の異国情緒があふれる芸術に対して、強い興味を引かれるらしい。彼らは1つ1つの赤褐色の陶瓶、陶缶の奇妙な造形、特に取っ手であり、注ぎ口でもある瓶の口に、とても興味を持っているようだ。それと同時に、瓶のふたの上に描かれた農民や漁夫、武士、祈祷師、捕虜の姿と生活の1場面を見て、見慣れない光景だが、親しみを感じるようだ。記者は陶の鉢に描かれた、人が手をつないで踊る姿から、中国青海省大通上の孫家寨(村)から出土した舞蹈紋彩陶盆の踊りを思い出した。また、古代ペルーのある神殿の建築の形と構造から、中国東南沿海部の寺院を連想した。しかし、陳列ケースに納められた巨大なウールの織物を見て、来館者たちは1000年余の風雨の侵蝕を経て、依然として完全な図案と鮮やかな色を保存された織物に対して感嘆する上に、織物で描いた祈祷師の口から出した蛇やムカデの図案を見て、とても驚いた…。

数年前、旧国博はオーストラリア、イタリア、コンゴ、ギリシャ、エジプトなどと連携し、これらの国々の古代文明展を誘致し、大成功を収めた。また、文物保護、考古、学術研究などの面で、多くの国と良好な交流と協力の関係がある。

「第1回北京国際デザインのトリエンナーレ」の出品作

新古典主義画家クロード・ジョセフ・ヴェルネ(1714~1789年)の作品「嵐の海」

日本と交流

この面で、一衣帯水の日本との交流も非常にひんぱんだ。今年の5月、鳩山由紀夫元首相が来館し、中国古代青銅器芸術展、中国古代仏像芸術展、中国古代磁器芸術展などを見学した。7月、九州国立博物館の三輪嘉六館長一行は、興味津々の様子で「古代中国」展などを見学した。同月、東京大学史料編集所の榎原雅治所長と京都大学、新居浜高等専科学校の専門家たちも訪れ、「倭寇印象」というテーマについて共同研究の継続を決定し、今秋、東京でシンポジウムを開催することになった。

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