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「一帯一路」建設の一端を担う天津

 

 

日本との友好都市・学校

中国北方最大の総合港として機能する天津港

天津市は近代に入ってから早い段階で西洋の近代文明に接してきた都市の一つ。新中国成立後、常に国際交流の最前線を歩んできた同市は、国外の都市と友好都市を締結した中国で初めての都市でもある。1973年6月、周恩来総理の指導の下、天津市と神戸市が友好都市の関係を築いた。この友好都市誕生が中国における国際友好都市交流の道を切り開いた。同市は現在までに全世界46カ国、83都市と友好関係を結んでいる。

今年は天津市と日本の千葉市との友好都市締結から30年目を迎える。両市の交流史は1983年7月、当時の天津市市長だった李瑞環氏が天津市代表団を率いて千葉市を訪問したことから始まった。1986年5月、当時の千葉市市長だった松井旭氏が代表団を率いて天津市を訪問し、7日に天津市と正式に友好都市関係構築の協議書に署名をした。今日に至る30年の間、両市は文化・体育、経済・貿易、教育・衛生、公務員研修、青少年交流など広い範囲にわたって意義のある交流と協力を展開し、大きな成果を上げた。特に文化・体育方面において両市の交流が頻繁に行われた。1992年以来、天津市の雑技団や歌舞団・民楽団が何度も千葉を訪問している。その高い技芸と素晴らしい公演は千葉市民に美しく深い印象を与え続けている。

最近では、両市の経済・貿易、医療、教育などの交流と協力が絶えず強化されている。2011年5月、千葉市から経済部長の皆川達也氏を団長とする経済代表団が天津市を訪問した。天津市の外事弁公室および市商務委員会、経済技術開発区、市の外国企業投資サービスセンターなどの経済部門担当者と双方の経済協力の促進を図るための意見交換を行った。6月には、当時の商務委員会主任の王樹培氏が経済団一行を率いて千葉市を訪問し、千葉市役所や企業代表者との話し合いに参加した。

2012年上半期、天津中医薬大学と千葉大学が提携を結んだ。両大学は各々の医学教育の優位性を利用し、中医学、漢方学、鍼灸(しんきゅう)・マッサージ学、さらに、7年制の日本語専攻外向型学生の育成強化を図った。このほかにも、交換留学生を募るにあたり、申し込み料や登録料、学費の免除に関する提案があった。また、学習能力や実践能力に富み、外国語と文化に精通し、、中医学の知識も兼ね備えた素養の高い革新的医学人材を育成するための連携についても提案された。2013年9月、千葉大学学長の斉藤康一氏一行が天津市を訪れ、曹小紅副市長に挨拶をした。同時に天津中医薬大学との中医学、漢方学などに関する教育と科学研究協力についての話を詰め、「学術交流と協力協議」「学生交換協議」への署名を行った。2014年7月、千葉市議会議員の布施貴良氏一行が天津を訪問した際には、曹副市長に挨拶をし、両市の医療における交流と協力の強化について意見を交換した。今年、両市は文化・芸術、医療・衛生などに関するさらに着実な交流活動を計画している。

2011年12月、創価学会教育本部訪中団一行が天津を訪問した

 

人民中国インターネット版

 

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