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戚院士が語る「神舟7号」の秘話

 

「神舟1号」から「神舟5号」までの総設計師、「神舟6号」と「神舟7号」の総設計師顧問である、中国工程院の戚発靭・院士が、有人宇宙船「神舟7号」打ち上げに関する秘話を神舟ホテルで行った特別インタビューで語ってくれた。

▽船外に出るのは任務遂行のため

今回宇宙飛行士は船外に出て一体何をするのかという質問に対し、「船外に出るのはもちろん任務遂行のため」と戚院士は答え、当初宇宙飛行士が船外に出て船外に掲げた国旗を取り込むよう提起していたことを告白。その後の試行錯誤の末、関係部門は船外で宇宙飛行士が観測実験に取り組むことを決定した。「国旗を取り込むのも、実験を行うのも、全て任務だ。単に船外に出て、宇宙遊泳ができる能力を証明するのが目的ではない」と発言した。

宇宙飛行士は船外に出て一体「宇宙遊泳する」のか?「ロープに沿って歩く」のか?と最近あるメディアが報道した。これに対し、戚院士は正確には両方共違う。宇宙遊泳するとは宇宙飛行士が自由自在に宇宙で歩く状態を指すが、無重力の状況下では現実的に不可能だ。人が歩こうとすると、すぐに浮かんでしまう。ロープに沿って歩くのも不適切だ。

今回の船外活動では、宇宙飛行士は片手で船体の取っ手を持ち、片手で実験を行う。雑技団が演技をする時のように万が一の時のために身体にロープが縛られる。

  ▽打ち上げ日時の「縁起担ぎ説」を否定

戚院士は、有人宇宙船「神州7号」は縁起のいい日に打ち上げられるという噂を断然と否定した。ちょっとしたいい加減さも許されないのが科学だ。打ち上げ日時の確定は、第一に技術上の問題がないこと、第二により良い「打ち上げ時期」が確保されることが原則となる。

「では、どうして打ち上げが9月になったのか?」という記者の質問に対し、戚院士は、「『神州1号』は11月、『神州2号』は1月、『神州3号』は3月、『神州4号』は12月、『神州5号』は10月、『神州6号』も10月」と指を折りながら話した。「つまり、酒泉衛星発射センターは気候条件さえよければ1年のうち3シーズンに打ち上げが可能だ。しかし、『神州7号』は有人宇宙船で船外活動を行うため、太陽の出ている時間帯に(宇宙に)到着し、バッテリーを節約するだけでなく、日中に宇宙飛行士の船外活動ができるように手配しなければならない」と説明する。

▽総合的要素を考え、打ち上げ時期決定

戚院士によると、打ち上げの「時期」は総合的要素を考慮し、決定するという。宇宙航空業界の専門用語では、「射点」は打ち上げ場所、「航行区」は測量船が海面で運航する区域、「帰還場所」は宇宙船が地球への帰還時に着陸する場所を指す。

有人宇宙船「神州7号」について言うなら、打ち上げ時期は「射点」での最適な打ち上げ日時を指すだけでなく、「航行区」での観測日時、「帰還場所」での回収日時、とりわけ宇宙船の着陸日時も含み、日中のほうが帰還した宇宙船と宇宙飛行士の捜索がしやすいことなどが考慮される。また、太陽黒点の活動周期のほか、スペースデブリ(宇宙にただよう衛星やロケットの破片)などを避けるよう宇宙空間の環境も考慮しなければならない。

 

「人民網日本語版」 2008年09月23日

 

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