「オリンピックの家」から「胡同の家」へ
北京では、「金絲居」のような、四合院を利用してホームステイ形式で旅行客を受け入れる家庭は数多くあり、その多くは、西城区の什刹海一帯に集まっている。什刹海は、北京の都市計画に基づいた、33の旧市街歴史文化保護区のうちの一エリアである。辺りでは、四合院、胡同、什刹海、銀錠橋、鐘楼、鼓楼などが、味わいの濃い、一幅の北京の風景画を成している。
オリンピック開催期間には、国内外の大量の旅行客が北京を訪れた。旅館やホテルを補う接待場所として、北京市旅游局は、「オリンピックの家」と呼ばれるホームステイ形式の民宿を打ち出した。
2008年には、北京市のあわせて598戸が資格を獲得した。「オリンピックの家」に選ばれた家庭は、宿泊、環境衛生、交通面などにおいて、等しく規定標準を満たした家であり、それぞれの家庭において、少なくても一人は、外国語でお客と交流できる。
オリンピック期間には、「オリンピックの家」は、内外の旅行客の大歓迎を受け、特に「金絲居」のような四合院の家庭は高い人気を博した。
劉軍・西城区旅游局副局長によると、今年、西城区では旅行の新しいブランドを打ち出すため、オリンピック期間に旅行客をもてなした「オリンピックの家」を「胡同の家」と名前を改める。「胡同の家」は、衛生、安全、交通などの方面で、オリンピックのサービスレベルを標準とし、宿泊、参観、飲食など、多種類の項目がある。宿泊は一日、一ベットあたり、200元以内で、およそ3ツ星級のホテルに相当する。什刹海周辺の、そのほかの条件にあう四合院も申請をすることができる。
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