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ホームステイが大人気 北京の伝統住宅「四合院」

 

小さな四合院は家庭の雰囲気

ホテルと比べると、「胡同の家」には、豪華な設備などなにもない。ここで、最も人を感動させるのは、家庭的な味わいである。四合院のホームステイ先では、旅行者は、のびのびと心と体をくつろがせ、家の温かさを体験し、老北京の生活を体験する。四合院に泊まったことのある、あるヨーロッパからの旅行者は、彼らは、北京の四合院で、北京の歴史文化と中国の伝統的民家の建築芸術の特色を理解するだけでなく、北京人の精一杯のもてなしの心を感じられるという。

「オリンピックの家」に決まったのち、王家では、大規模な改修工事をおこなった。王克俊さんは、母親の記憶に従ってアンティーク家具をオーダーメイドし、当時の家の設備を再現した。すべての部屋にはバスルームがあり、セントラルコントロールの空調、テレビ、インターネット用のケーブル差込口がある。王さんは、先祖から伝えられたこの家が「オリンピックの家」となったのにあたり、中国の伝統文化を外国人に伝え、見せたいと思っている

「胡同の家」の生活は、静かでのんびりと、心地よいものである。朝は、鳥のさえずりで目が覚め、静かな中庭で、太極拳をしたり、主人が語る四合院の歴史や北京文化、伝統的な習慣などの話を聞くこともできる。朝食には、ウェスタンスタイルの食事も、北京の伝統的な軽食も味わえる。胡同を出ると、にぎやかな市場があり、外を散歩して、また四合院のなかに戻ると、家へ帰ったようである。

王克俊さんによると、敷地内の三輪車とかごは、文物として購入したものである
武漢からきた林氏は、中庭でコマ遊びをしつつ、「ここはホテルとはまったく違う」という

王克俊さんと、母親の李秀時さん、それに、大学を卒業したばかりの息子、王恒さんは、前馬廠胡同の「京霍四合院」と名づけた四合院に住んでいる。オリンピック期間には、ここは国際的な大家庭となり、ニュージーランド、フランス、スェーデンなど5か国からのスポーツ愛好者が集った。期間中は、主人もお客も一緒になって、選手にむかって歓声をあげた。王克俊さんは当時の情景は忘れられないという。王さんは、よくお客のために餃子を作り、外国人のお客であれば、自ら餃子を包む過程を体験してもらう。

「ハロー!」「ベリィ・グッド!」と英語を話せる九官鳥は、人気者。そのほかにも各国語で挨拶をすることができる

若者世代として、王恒さんは、自分の家のためにホームページを作り、国内外の友と交流している。彼は自宅の事業にあふれる希望を抱いている。すべての「胡同の家」は、北京の普通の人々の生活を体験しようとする各国のお客たちを、温かく迎えている。(文・写真=王丹丹)

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「胡同の家」の計画を語る劉軍・西城区旅游局副局長

 

人民中国インターネット版 2009年3月17日

 

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