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各国記者が中国の関連規定を遵守することに期待

 

外交部の姜瑜報道官は22日の定例記者会見で、共同通信の記者が殴られたことについて記者の質問に答えた。

記者:国慶節記念祝典のリハーサルを報道していた我たち共同通信の記者2人が、先週の金曜日にホテルで殴られた。殴った人は普段着だったが、首に掛けていた札から、リハーサルに参加している人たちだということが分かった。彼らの後ろには制服を着た警察が立っていたが、中国側は記者の権益をどのように守るのか。

その他にわが社は、今回のリハーサルを報道してはならないという知らせを受け取っていなかった。これは他の外国メディアが受け取った知らせと少し違うようだ。今週の土曜日にはまたリハーサルがあるが、それに対して報道面ではどんな具体的な規定があるのか。

――私たちは各国メディアが新中国成立60周年の関連イベントをより多く報道したいという気持ちを理解している。そのため国慶節の記念行事を報道する各国メディアに便宜を図るよう、ずっと関係側との調整に努力してきた。

重大なイベントを行う間、必要な一時的措置を採るのは世界に通用する方法であり、疑いの余地はない。私たちは各国のメディアに事前に、国慶節記念祝典リハーサルを撮影したり報道したりしないように望んでいると知らせていた。

ほとんどのメディアはこれについて理解し協力してくれた。これについては感謝している。しかし遺憾ながら、共同通信は私たちの注意を取り合わなかった。原因のいかんに関わらず、私たちはこの不愉快な事柄に対して非常に遺憾に思っている。私たちは各国メディアと共に努力して、60周年国慶節の関連行事の取材や報道をきちんとできるよう希望する。

記者:記者を殴った人たちは処分されるのか。

――私たちはすでに共同通信の記者への配慮を北京市の関係側に伝えている。私はこの事件に関する知らせを受け取っていないので、当時発生した情況を判断することはできない。

私は先ほど我たちの態度を表明した。共同通信の記者たちは事前に私たちの知らせを受け取っていた。そしてその知らせは非常にはっきりとしており、私たちが指し示しているのは全ての国慶節のリハーサルである。

その他にも聞いたところによると、記者がいたのは北京飯店で、飯店側はベランダに封印の紙を引きはがしてはいけないと書かれた紙を貼り、リハーサル期間中にベランダで撮影をしてはいけないと注意していたが、共同通信の記者は無断で封印を引きはがし、針金をねじ切ってベランダで撮影した。

私たちは記者の皆さんが日常の取材の中で注意して中国側の各項目の規定を守り、何か情況が発生した時には辛抱強く警察と意思疎通させることを願っている。もし必要な場合にはすぐに私たちに連絡してくれれば、私たちはできる限り皆さんを援助する。

当然、私たちも、国慶節の期間中に北京で職務を執行する公安や武装警察たちが友好的に各国の記者に対応し、文明的に法律を執行して、良好なイメージを示すよう期待している。

 

「チャイナネット」 2009年9月23日

 

 

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