文・写真=段非平
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講演会の現場 |
6月30日、「スポーツで勝つマーケティング 中国における応用とケーススタディ」講演会が北京で行われ、オーシャンズ・マーケティングの創始者、CEOの朱暁東氏が中国スポーツ・マーケティングの現状、企業がいかにスポーツを通じマーケティングの課題に取り組むべきかについてスピーチをした。
朱氏によると、今、スポーツ大会をサポートすることによってイメージアップを実現する企業はますます多くなってきた。国民のスポーツに対する情熱を燃やす一方、企業も自分のブランドの認知度や消費者からの信頼度と親しみをアップすることもでき、win-winのマーケティング戦略である。
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スピーチする朱暁東氏 |
今回のワールドカップには、アディダスやマクドナルドに並び、「中国英利」という太陽パネルの企業が、中国企業では初めてとなる協賛をした。生活水準の向上にともない、スポーツや娯楽に関する消費も増えている中国でのマーケティング戦略に「スポーツ」というコンテンツが日増しに注目を集めた。
朱暁東氏略歴
オーシャンズ・マーケティング創始者、CEO。1996年一橋大学商学部経営学科卒業、2002年国際サッカー連盟主催「CIESスポーツ管理学」修士号取得。
1998年Jリーグに入社、リーグ長期事業計画の策定、クラブチーム・マネジメント、日中韓リーグ王者らによる「A3チャンピオンズ・カップ」プログラム全般を担当。2002年から国際サッカー連盟(FIFA)中国地区GMを勤め、「FIFA女子ワールドカップ」、「FIFAフットサルワールドカップ」等を成功に導く。
人民中国インターネット版 2010年7月1日
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