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中国社会科学院、『日本ブルーブック(2012)』を出版

 

孫雅甜=文、写真

2012年5月4日、『日本ブルーブック(2012)』の出版発表会が北京で行われた。

『日本ブルーブック(2012)』の出版発表会会場

このブルーブックは中華日本学会、中国社会科学院日本研究所及び社会科学文献出版社の協力により発行、中国社会科学院、中国国際問題研究所、中国原子力エネルギー協会などの科学研究機関と大学などの日本問題専門家、原子力専門家が共同で完成させた。発表会には、北京の日本問題研究者代表など50人余りが出席した。

同書は、「東日本大震災:日本はいかに国難を乗り越えるか」に焦点を当て、2011年の東日本大震災が日本の政治、外交、経済、社会・文化に与えた影響について振り返り分析し、さらにその基礎の上に未来の発展について展望している。同書にはまた、2011年の日本の出来事も収録されている。また、日本国民が極めて大きな天災・人災を前にして、我慢強く落ち着きを持っていたこと、深い失望感を持ったことの原因について分析を行っている。同時に、大地震や原発事故に伴う放射性物質の拡散が日本社会と国民の心に極めて大きな打撃を与えたと指摘している。同書は2012年を展望し、「不惑の年」を迎えた中日両国が「戦略的互恵」を相互関係の基本的価値基準とするとの認識を明らかにしている。

中国社会科学院日本研究所所長であり、『日本ブルーブック(2012)』の主編者でもある李薇女史が同書の内容を紹介した 中国社会科学院日本研究所副所長で、『日本ブルーブック(2012)』副編者の高洪氏 中国社会科学院日本研究所外交研究室主任の呂耀東氏が2011年の日本の政治外交情勢について解説した

 

人民中国インターネット版 2012年5月4日

 

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