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東京で『魯迅と日本友人展』開幕

文・写真=光部愛

 5月15日、東京中国文化センターで『魯迅と日本友人展』の開幕式が行われた。

同展は中日国交正常化40周年を記念して、上海市人民対外友好協会及び上海魯迅記念館、東京中国文化センターが主催するもので、中国の文学者、思想家である魯迅の日本留学、翻訳活動、友好往来など、各界の友人との友好・文化交流を、本人の言葉も含めて写真と資料をパネル展示の形で紹介している。

上海魯迅記念館王錫栄館長 上海市人民対外友好協会梅臨福常務理事

開幕式には駐日中国大使館の孫美嬌参事官、東京大学文学部の藤井省三教授、株式会社内山書店社長で内山完造の甥にあたる内山籬氏、魯迅の孫にあたる周寧氏など多くの関係者が出席した。

上海魯迅記念館の王錫栄館長はあいさつの中で「中日の関係が日に日に悪化してゆく時代の中で、魯迅は将来、中日両国民が理解し合える時期が必ず来ると確信していました」と紹介。

 関係者によるテープカット(左から創価学会岩住俊典副会長、東京都日中友好協会宇都宮徳一郎会長、武田勝年日中友好会館理事長、内山書店内山籬社長、孫美嬌参事官、周寧氏、藤井省三教授、日中文化交流協会横川健専務理事、福山市日中友好協会佐藤明久会長、豊中市日中友好協会田中潤治会長)

また上海市人民対外友好協会常務理事の梅臨福氏は「魯迅と日本の友人との交流は、その時代における中日両国民の友好交流の歴史でもある」と述べた。

その後、関係者10人がテープカットを行い開幕を祝った。この日は、日中友好協会加藤紘一会長もお祝いに駆けつけ、じっくりと会場を見てまわった。

展示を見る来場者

展示物について説明を受ける加藤紘一氏(中央)

『魯迅と日本友人展』は巡回展として行われているもので、すでに今年4月には上海で開かれ好評を博した。東京での開催は5月25日までで、今年の秋には愛知と大阪でも開催される予定となっている。

 

人民中国インターネット版 2012年5月16日

 

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