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北京二外、演劇で日本語の向上へ

 

日本語による演劇や合唱などを披露する第31回演劇大会が22日、北京第二外国語学院で行われました。日本語を勉強して1年も満たない一年生から大学院生までが参加し、日本語の能力と演技力などを競い合いました。

今回の演劇大会では、男性が女装してシンデレラの役を演じた『シンデレラ』や西遊記の中に現代的要素を取り入れたコメディー『新西遊記』、結婚に対する責任感を自分たちの視点で解説した『結婚』など、全部で11の作品が披露されました。

中には世界の名作『ベニスの商人』や日本の『羅生門』などを演じるクラスもあり、学生たちの流暢な日本語と心のこもった演技に、客席からは拍手を喝采が絶えませんでした。大会では、大学院生が日本の有名なドラマをアレンジした『筆談ホステス』が1等賞に輝き、感情のこもったナレーションや感動を与える演技力が評価されました。また、一年生は4クラスで『翼をください』の大合唱を披露し、会場を盛り上げました。

今年で31回になるこの演劇大会は、北京第二外国語学院日本語学院の伝統行事とされ、日ごろマスターした日本語を人前で披露することや、教科書では習えない日本語を自分たちで学ぶ能力を身につけることを目的としています。学生たちは、脚本、練習、衣装、照明、舞台設計などすべて自分たちで行い、大会で披露したものです。

大会開催に当たって北京第二外国語学院の邱鳴副院長は、「この大会は改革開放以来、中日交流の歴史と共に歩んできた。今年は中日国交正常化40周年で、このような時期にこそ、今大会のような草の根の交流が尚更意味深いものになる」と話してくれました。

 

「中国国際放送局 日本語部」より 2012年5月23日

 

 

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