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北九州市立大学「中文会」のキャンドルスピリッツ伝達式行われる

 

2012年12月15日、北九州市立大学の学生サークル・中国語言文化研究会(以下「中文会」と略す)で年内最後となる6時間に及ぶグループ活動が行われた。内容は中国知識クイズ大会、学習成果発表報告会、「キャンドルスピリッツ」伝達儀式だった。

中国知識クイズ大会

『漢語橋問題集』から出題される中国の地理、文化、言語、民俗に関する問題に1年生の会員が挑戦した。会場は緊張と熱烈な雰囲気に包まれ、4カ月にわたって準備をしてきた学生たちは先を争って回答しようとボタンを押してチャイムを鳴らし、それはにぎやかだった。

学習成果発表報告会

1年生から3年生まで数十名がそれぞれ「中国の料理系統」、「中国の神話・伝説と歴史物語」「中国の少数民族」という3つのテーマでグループ調査を行い、半年をかけて先生の指導のもとで中国語で内容をまとめ、パワーポイントの発表に仕上げた。報告会では、それぞれの内容についてスライドを表示しながら、メンバーが中国語による解説を行い、先生からの講評を受けた。みんなで智恵と力を出し合い、共同で報告を行い、共に進歩していく試みと言えるだろう。

「キャンドルスピリッツ」伝達儀式

中文会に参加している学生たちはこれまでずっと顧問の葉言材先生の指導と先輩学生たちの影響を受けてきた。同会では、ろうそくのように、自分の損を考えずに人に奉仕・貢献し、そのために自分を犠牲にする「春蚕到死糸方尽、蝋燭成灰涙始乾」(蚕は死ぬまで糸を吐き続け、ろうそくは自らが無くなるまで燃え続ける)と、「燃焼自己、照亮別人」(自分を燃やして他人を照らす)の素晴らしい伝統を築き上げてきた。彼らはこの精神をリレーしていくため、毎年12月の3年生“引退”時期に、3年生が2年生にこのろうそくの火を渡し、2年生が1年生の代表に渡す形式の厳粛な「キャンドルスピリッツ」伝達式を行っている。

北九州大学中文会の学生はこの素晴らしい伝統に基づいて、毎年「五星奨」中国語コンテストを行い、また九州地区のほかの日本人青年に対する中国語学習普及に大きな貢献をしている。

2012年が終わると、1年生は3月が来るのが待ち遠しい。学生たちは「五星奨遊学団」などに参加し、日本の民間青年交流の使者として中国各地で積極的に交流を行うことになっているのだ。

3年生がろうそくの火を2年生のろうそくに移し、「キャンドルスピリッツ」を伝える
2年生が宣誓を行い、「自分を燃やして他人を照らす」ことを誓う

 

人民中国インターネット版 2012年12月27日

 

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