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東京で初の国際武術交流大会が開催

 

文・写真=光部 愛

 

5月17日、東京都江東区のスポーツ施設で第1回東京・国際武術交流大会が開かれた。

太極拳を披露する孔徳勝氏

 

主催は中国文武学院とNPO日中文化交流促進会で、後援は駐日中国大使館文化部や日中友好会館ほか。

初回の今大会には、東京周辺で中国武術に取り組んでいる団体の主宰者と生徒が多数出席。本場中国からも武術家が日本の愛好家たちと交流を図るため来日した。

開会式で、来賓の駐日中国大使館陳三虎参事官は「中国武術は各国で愛されており、我々の生活に、健康と楽しみを与えてくれます。今回の大会開催は、中日武術交流と両国民の友好のために役立つものと考えています」とあいさつ。

駐日中国大使館陳三虎参事官

 

主催者であり、日本で20年以上中国武術を指導している中国文武学院の高小飛氏は「日本は中国文化の第二の故郷。中国文化はここで水を得た魚のように、長く人々の生活の中に溶け込んできた。中国の著名な門派と拳種のほとんどが日本に伝わっており、中国武術界の一つの縮図である」と述べた。

主催者あいさつに立つ中国文武学院の高小飛氏

 

この大会の開催を高小飛に提案し、開催運営をサポートしたNPO日中文化交流促進会の代表で書家の劉洪友氏は「武術と文化に国境はありません。第2回の開催を目指し、日本全国から、さらに多くの武術愛好家たちが集まり交流できるようにしたい」と語った。

NPO法人日中文化交流促進会長で書家の劉洪友氏

 

この日は、推手(太極拳の鍛錬法のひとつ)で参加者たちが互いに交流を図ったほか、37組が各種武術の紹介と発表が行われ、観客からは拍手が送られていた。

撃剣を披露する散打友好協会のメンバーたち

2人1組となり推手で交流する参加者たち 呉氏太極三十二剣を披露する黒田晃子氏

実用八式太極拳を披露する印誠武術館のメンバーたち

 

人民中国インターネット版 2014年5月21日

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