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第二回中日地方メディア交流フォーラムが北九州市で行われる

 

4月22日、福岡県北九州市において、中国駐福岡総領事館、中国公共外交協会、西日本新聞社の共同開催による第二回中日メディア交流フォーラムが行われた。中国側は中国公共外交協会の呂鳳鼎副会長が率いる中国国際放送局、中国網など5つの中央メディアと『吉林日報』、『南国早報』などの8つの地方メディアが、日本側からは『西日本新聞』、『南日本新聞』、『琉球新報』など日本の9つのメディアが共同参加した。

 

 

呂鳳鼎副会長は主旨発言で、中日メディアの交流の重要性と必要性について言及、「両国の地方間における交流と民間交流は中日両国関係において重要な位置を占めている。メディアは両国の交流と協力を促す責任があり、民衆間の理解を深めるという2つの役割を持っている」と述べた。北橋健治・北九州市長は「両国の地方メディアが積極的な役割を果たすことを心より望んでいる。環境保全や観光などといった分野から、両国の地方が交流と協力を推し進めることに努力し、両国間の距離を縮めることを願う」と述べた。

 

 

李天然総領事は「北九州市は環境汚染と都市の緑化の発展などの分野において、豊富な経験と技術を積み重ねてきている。中国もそれに倣い、知恵を拝借する価値は充分にある。九州は日本の中でも最も中国に近く、古くから中国との交流の門であった。一般市民が見識を広めようとする場合、多くが地方メディアの報道により情報を得ている。よって、各代表の方々にはより多くの場所に足を運び、より多くの物を見、より多くの友人との交流をはかり、友好都市間の交流と協力に関心を持ち、客観的かつ理性的な視点をもって相手を理解するためのソースを両国民に呈示していただきたい。友好都市間の交流を促進し、中日関係が引き続き改善、発展するために力を尽くしていただきたい」と語った。

 

 

討論会では、両国メディアの代表が環境保全協力と観光旅行などについて熱心な討論が繰り広げられ、記者たちは両国の地方メディア間の協力について、また特別報道の共同制作などについて意見交換を行った。中日関係が困難であるほど、メディアはなおのこと互いに手を取り合う責任があり、両国民が客観的かつ理性的な視点で相手を見ることができるよう努力し、両国関係改善の気運を高めるために建設的な役割を果たすべきである、という点において意見の一致を見た。

会期中、交流団は福岡、熊本、鹿児島の各県を訪れ、九州・沖縄地方のメディア交流座談会において意見交換を行った。また、北九州市のバイオ工業園、安川電機などの視察も行った。(写真提供=中華人民共和国駐福岡総領事館)

 

人民中国インターネット版 2015年4月28日

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