中国銀聯の最新のデータによると、2015年第一四半期に銀聯カードによる世界全体での取引金額は11兆8000億元に達した。一方、世界最大のクレジットカード会社であるVisaのデータによると、Visaカードの2015年第一四半期の取引金額は1兆7500億ドルだった。これで、中国銀聯の取引金額が初めてVisaを抜き、取引金額とカード発行枚数で世界最大のクレジットカード会社になった。
中国銀聯はカード発行枚数において、世界最大のクレジットカード会社になっていた。だが銀行カードの取引金額においては、Visaがずっと首位に立っていた。ニールセンが今年4月に発表した「2014年世界銀行カード産業」年度報告書によると、2014年にクレジットカードによる消費額のうち、100ドルごとにVisaとマスターカードのカード取引金額におけるシェアは55%に達し、Visaは37%と2013年の40%を小幅に下回り、銀聯は38%と2013年の33%を上回った。
13年来銀聯は急速な発展を見せた。最新のデータによると、銀聯カードのカバー範囲はすでに中国から海外の150カ国・地域に広げた。発行枚数は50億を超えた。
中国銀聯の葛華勇会長は銀聯の今後の発展戦略について、「世界で最も影響力のある開放型・プラットフォーム型・総合型決済サービス会社」を目指す。世界で最も影響力のある決済会社になるには、グローバル化は不可欠だ。銀聯は今後、グローバル化に拍車をかけ、1日も早く「世界的ネットワーク、国際的なブランド」になると語った。
人民中国インターネット版2015年6月25日
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